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2022年1月25日火曜日

from Mrs.S子

水信 苺パフェ


私にとって魔の季節の春に突入して、
考えることは暗いことのみ。

仰向けに眠りに就けば、暗雲がどこからかうわっと襲うようにやってきて覆い尽くす。

こんな難病で生きて行くには、不安が尽きない。
それでいて、この春オミクロンに襲われて死ぬのか、自己免疫の暴走が止まらなくなって抱える難病の急激な悪化で死ぬのか。
死ぬのも怖い。
私の頭の中には、こんな下りが何行もコピーされ続けるのだ、今日もまた。
 
崩れそうにしていると、
春を寄せ集めたような翳りのない明るい写真がS子さんから届いて、魂がひっくり返るようでした。


念願の水信のパフェを食べてきましたと添えてある。
フラミンゴのような足の長いグラスにのった苺には金箔がキラリと光っているではありませんか。
お店の内装は、宮殿内のよう。
王女が、椅子に脚を投げ出すように横たわって、しなやかな手を伸ばして熟した苺を摘む姿が目に浮かんでくる。


ドラキュラには、辛い天井の灯りだけれど、
これまた王女の我儘で創らせたステンドグラスという感じだ。
水信のこちらのフルーツパーラーは2年前に馬車道にオープンしたようだ。
 
東京で果物と言えば、千疋屋、西村、高野でしょうけれど、
横浜では創業大正4年の水信なのだ。
昔、ジョイナスの2階にブルックスというレストランがあって、
そちらは良く利用した。 
子供の頃にメロン100%のジュースがとても美味しかったダイヤモンド地下街にあった喫茶店も水信だったのではと思うことがある。
蒲田の知喜多が水信の経営するレストランとわかった時は、嬉しく思った。

 
巧みなフルーツのカットがカクテルドレスを身につけた貴婦人のようなフルーツパフェ。
 野山に出かけ、お花見することだけが春の楽しみではないと、なんだか私も優雅な空間で、甘いフルーツを味わったような気持ちになりました。
 

 


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