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2019年11月17日日曜日

from Mrs. S子

at Brennan’s

 夜しか外出できない私にとって、
遠出というのは、故郷 へ向かう30キロを少し超える所がせいぜいだ。
長く米国のオレンジカウンティに住まう高校時代の友人の話は、
もはや天国のことのよう。
この度は、ニューオリンズの旅に出たという。
牡蠣の写真を送るというメールだった。
ところが送られてきた写真の一枚目は、火がぼうぼうで、
バナナフォスターというタイトルだ。
私は牡蠣好きなので、ニューオリンズで牡蠣を食らうというのはわかるのだけれど。
調べて見ると、ニューオリンズはスイーツのバナナフォスターの発祥の地で、最初に提供したのが写真の老舗高級レストラン 
ブレナンズだそうだ。
バナナフォレスターではなくてバナナフォスターって何?何と既に唾液が湧き出てくる中、
さらに調べるとフライパンでバターとお砂糖を熱して、縦に半分に切ったバナナを投入し、ラム酒でフランベとある。
それが写真の火がぼうぼうなわけだ。
こちらのブレナンズではアイスクリームが添えられるらしい。
世界中に知られたスィーツなんて書いてある。
私は知らなんだ。シナモンを振るなんてレシピもあったりする。
リアルに想像できて、狂おしく食べたくなった。
と同時に、学生時代にS子さんが作ってくれたバナナオムレツを思い出した。
それは生のバナナが、蒸された黄色いパンケーキ生地に生クリームと共に包まれたいたものだった。生クリームも手作りだから甘さ控えめですこぶる美味しかったのを今でも覚えている。
「じゃ今度は私がキャロットケーキを作ってご馳走するわ」、なんてことはなく芸なしの私はいただくだけだった。
あの青春時代のバナナは生だったけれど、これは熱々のバナナを味わうのだな。
だからあの時のように、ラップに包んで持ってきてもったら、何これみたいなものになってしまうのか。
私が押しかけて行くこともできない。
改めて不幸を噛みしめる夜となりました。


牡蠣も日本のより大きい感じ。
とにかく写真をありがとう。
おかげで、天国で味わえるものが具体的になりました。


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