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2021年2月28日日曜日

すみれ


2月もおしまいです。
新年を迎えてからあっという間という感じがします。
昨晩の寒さは身に堪えましたが、
みぃーんみんみんとみんみん蝉の鳴き声がうるさくなるのも、
あっという間に違いありません。

時が過ぎる儚さに、今夜はすみれの花をお届けします。


 
紫の花弁を緑の糸で結んだだけのような、ちゃちな造りが
子供の時分に、不思議でまた面白くて仕方ありませんでした。
小学生の6年生になる春に、親友の母上様にすみれを取りに行こうと誘われて近くの山林に入って行きました。
木々に覆われた暗い細道を行くと、薄紫のすみれの花がいくつも自生していました。
でも濃い紫のすみれは見つからなかったのが、私はとても残念でした。
お友達の母上は、すみれの株をシャベルで掘って、玄関先に植えていました。
 

 
お花屋さんでは、
観葉植物が広いスペースを占めるようになりました。
コロナでお家時間が増えた人たちが観葉植物をお部屋に置くようになったそうで、植木の卸業はご繁盛だそうです。
そんなお花屋さんの片隅に、見つけたすみれには、しんみりとした冬のおしまいが感じられました。
 
弥生初日の明日の東京の最高気温は18度、最低気温は6度、曇り時々晴れの予報です。

本日も当ブログにご来訪いただきまして有難うございました。

Snow Moonの夜に


冷たい風に手がちぎれそうに痛んだ寒い夜でした。
逃げるように入り込んだスーパーマーケット。
 
店内に流れたアナウンスは
「店内には、しょーとけーきをご用意しております。」


 

えっ、ショートケーキが寒い夜の来店サービスに配られるのかと私は思った。

でも、コロナの感染リスクがあるのに、店内でどうやって食べようかしら。

突っ立ったまま、小首を傾げていると、 再び流れたアナウンス。
配っている場所はどこなのだ?と思って注意深く耳を傾けると、
「店内にはしょーどくえきをご用意しております。」と聞こえて、
力が抜けてしまった。 

帰宅して、真っ赤になった手をこたつに入れて、
急いでお湯を沸かして熱い紅茶を飲みました。
紅茶のお供は、ショートケーキではなく、牛男が勢いでパルシステムで注文した和三盆の長崎のカステラでした。
卵は雲仙にある契約養鶏場のもの、和三盆は阿波のものという、こだわりの原材料のカステラは、甘さがかなり控えめで、文明堂、福砂屋とは少し違う感じがしました。 
こちらの和泉屋さんは、新進気鋭と形容されているので、お店は歴史が新しいのかもしれません。
甘さ、コク、しっとり感は、文明堂>福砂屋>和泉屋と私は思います。
濃厚な従来のカステラと違うところが魅力なのではないかと。

 

今日の東京の最高気温は17度、最低気温は2度、晴れ時々曇りの予報です。 

スノームーンの光の下、仕事終わりの人々がコートの襟を立てて歩く姿が影絵のように通り過ぎて行きました。
お仕事だった方もお休みだった方もお疲れさまでした。

 

2021年2月27日土曜日

選択的夫婦別姓制度を認めない信念の担当大臣


蓮舫さんのツイートにすっーとした。
私もかねてから不思議で仕方なかったのだ。
夫婦別姓に真っ向反対している自民党女性議員の先生方が、
ずっと旧姓を通していること。

25日の蓮舫さんのツイートはこうだ。

「丸川さん。高市さん。山谷さん。
 みな、旧姓で議員活動をされておられます。夫婦別姓を実践されておられるのに、なぜ「選択的」夫婦別姓に反対されるのでしょう。 通称だけではなく、選択的夫婦別姓を私たちは実現したいと提案しています。」
 
丸川氏は、この度男女共同参画担当大臣に就いたのだけれど、
選択的夫婦別氏は反対というのが個人の信念だと公言している。

選択的夫婦別姓制度への反対を呼びかける書状に丸川氏は署名しており、この書状は選択的夫婦別姓制度実現を求める意見書の採択を進める埼玉県議会議員に宛てたものだ。

別姓を認めるなとのストレートな圧力だろう。
担当大臣の信念ではどうにもなるまい。菅総理の意思表示でもあろう。

でもどうして、自らは旧姓で通すのかしら?

国会議員は特別、ふつうの人、ふつうの国民には許しませんってことなんだな。

2021年2月26日金曜日

7万4千円が深く刻まれて


華奢な身体で、7万4千円も一体何を食ったんだ?
と、今後も内閣記者会を仕切きり続けるという山田真貴子内閣広報官を見るたびに私は思うだろう。

 
和牛と海鮮料理は明らかになった。
総理大臣のご子息様も同席されていたという放送関連会社の役員とのご会食。
山田広報官は、当時、その会社の事業の許認可権のある総務省の審議官であった。
たった5人のご会食だったにも関わらず、どういう方がいたかにわかには思い出せなかったと山田氏は言う。
官邸、与党サイドからは花丸の国会ご答弁だ。

 
続いて、鶏卵贈収賄の方です。
こちらは、元農水相が鶏卵生産大手の会社から過去6年間で1800万円の現金を受け取った疑いで起訴されたところですが、農水官僚も同社から接待を受けていたことが明らかになった。
こちらは、一回が2万円程度というから、7万4千円と比べると、可愛いいものじゃない?
泥棒で例えるなら、コソ泥って感じか。
私は、日本の鶏舎の環境が悪いことをそのままにして欲しいが為に、鶏卵生産会社は贈賄に及んだものと思っていたけれど、鶏卵生産安定化対策事業という国の補助金事業が絡んでいる可能性もあるようだ。
補助金の原資は税金だけれど、農水相が当該会社が交付を受けた補助金額を明らかにしない。
理由は、鶏卵の市場価格が下落した際に補填するという内容から企業の経営実態 が公になってしまうからということだ。
 

 
国民、納税者からはどちらの話も全く腑に落ちないな。 
税金が原資である補助金が事業者に交付されて、そのお金が回りに回って管轄の省の親分の懐の中に入るなんてことがあったとしたら?
一回のお食事に7万4千円だの2万円だのと、
炊き出しを求めて歩き続ける人々もいるし、
3回の食事を2回にして凌いで暮らす人も大勢いるというのに。
この国は、はちゃめちゃだな。

 
 鶏卵生産会社から2万円ご馳走になったと言っても、まさかゆで卵1000個ではなかろう。お役人が一列に並んで、山盛りのゆで卵を一斉に食べたのかぁ?

今日の東京の最高気温は9度、最低気温は4度、晴れの予報です。
就眠前に国会中継を聞くと、眠れなくなります。
まっとうを切望して週末です。
本日も当ブログにご来訪いただきまして有難うございました。

2021年2月25日木曜日

お詫びの一枚


体調不良につき今夜はこの一枚でごめんなさい。

2021年2月23日火曜日

もしものお話

鈴生りになる芽キャベツ

 

もしも、内閣総理大臣に10人のご子息がいらしたなら、

企業は「是非とも我が社にポストをご用意させてください」とご子息の激しい争奪戦になって、

数百人規模に及ぶお役人が、獲得企業から酔わされて、骨抜きにされるのかしら。

おぞましい光景、もしものお話。


 

今日の東京の最高気温は13度、最低気温は3度、晴れの予報です。
昨日までは夢のように暖かい陽気でしたが、段々と寒さが戻って来るようです。 
皆様どうぞ体調管理にはお気をつけください。

2021年2月22日月曜日

プータローにも月曜日2


 
まことに暖かな週末でした。
昼間はうららかであったことでしょう。
良人(りょうじん)が実家に帰りましたもので、
私は夕食作りから解放されて、夜にマックで一息いれることが出来ました。
土日には早じまいのマックにはなかなか行くことができないでいるのです。
見渡すと平日のビジネスパーソンで埋まった客席とは雰囲気が違って、学生風情の姿が圧倒していました。 
密を避けて、かけた椅子の向こうには、根雪色のセーターのいつもの爺の姿がありました。
「そちらが専門家でいらっしゃるわけだから、私の方で口は挟みません。」と携帯で話す爺だった。
ははん、またマンションの管理組合の仕事で業者と話しているのだなと私は思った。
しかし次に爺の口から出た言葉に、私は凍りついた。
それは雪が絶え間無く降り続く極寒の大地に1人置き去りにされたような不安と孤独が塊になって襲ってきた感じだった。
そして少しの間を置いて、狂おしいほどの嫉妬心が湧き上がって来た。

 
「私の六本木の職場の方に送ってください。」
六本木の職場?
驚いた。
爺には、職場があるのだ。
爺は隠居の身となって、マンションの管理組合の役員をやっているという私の想像は誤りだったのだ。
私には向かう職場はとおにない。
爺は毎日、仕事を終えてからマックに来ているのだ。
しかもおしゃれな六本木だ。
私はと言えば、まだうら若いのにプータローだ。
そして行かねければならない所と言えば病院だ。
 
そう、先週も辛い通院があった。
太陽光とコロナと花粉の三重苦で、身も心もくたくたになった。
爺は、言われてみれば、声も身のこなしも軽やかでピチピチしている。
私は改めて抱える奇病が憎くて仕方ない。
美濃焼

今日の東京の最高気温は15度、最低気温は6度、晴れ時々曇りの予報です。

2月の通院を終えた私の次の仕事は、確定申告の医療費還付請求の作業です。

お仕事に追われる方も、休業を余儀なくされておられる方も、健康を第一に、今週もどうぞ当ブログにお立ち寄りください。


2021年2月20日土曜日

きっと勝つ!KitKat


 

キットカットを食べた。
実に学生時代以来のことだ。
夕方、牛男にお豆腐を買いに行ってもらったら、一緒に買ってきてしまったのだ。 
言われてみれば、つい一昨晩に、いかにも学生らしい女子が5人ばかり、ホテルがどこだかわからなくなったと言って、あっちだ、こっちだと輪になって話していた。

 
七草が過ぎて、突如スーパーマーケットには鳥居が出来た。
受験シーズンにはキットカットが山のように陳列されるのは何年もずっと見ていた。
でも見ているだけ。
キットカットと言えば、かなり甘かったし、何と言っても銀紙を開けてしまえば、つながった4本を全て食べなければならなかった。だから、だんだん分別がつくお年頃になると、太りそうとか、二本ばかり食べて、放ってしまうのももったいないと思うようになって食べるのをやめてしまったのだ。
当時はCMでマッキントッシュのキットカットと流れて、銀色の包み紙に赤い帯がかかっていた。赤い帯の裏には、不二家と書いてあった。

 
 今やネスレの製品で、外形もすっかり変わっている。
この度、ブログネタに写真だけのつもりが、
袋を開封すると、小さなキットカットが入っていた。
まあ、ちょっと食べてみるかと、試しに食べたオトナの甘さが、素直に美味しかった。
小指ほどの大きさの、二本が例によってつながっていた。
小さいから、一袋では物足りない。
スタンダードな甘いのも食べてみるか、
やはりオトナの甘さだな。
繰り返すうちに止まらなくなった。
グルテンフリーの志破れたり。
                   置地廣場


これは美味すぎて受験勉強の邪魔だな。
一袋食べてから勉強するか、5問で1つと決めるかだな。
どちらにしても、受験生ではなくて良かった。 


今日の東京の最高気温は20度、最低気温は3度、晴れの予報です。
本日が受験の皆様におかれましては、合格を心よりお祈り致します。

2021年2月19日金曜日

やっぱり良くわからない


 

東京オリパラ担当大臣の橋本聖子氏が、大臣を辞めて組織委員会の新会長に就任することになったらしい。

良くわかったことは、橋本氏が過去に7回も五輪に出場し、メダリストであるという卓越したアスリートであるということ、そんな橋本氏を政界に導いたのが森喜朗氏であったということだ。

検討委員会のメンバーは非公表、橋本氏以外の候補者も明らかにしない、どの段階で、橋本大臣がオリパラ組織委員会会長に選ばれたのか、それは藪の中、

いやいや森の中です。


今日の東京の最高気温は18度、最低気温は2度、晴れの予報です。

ようやく金曜日を迎えました。昨日の東京は寒かったですが、今日はぽかぽか陽気となるようです。
花粉とコロナに気をつけて何とかやってまいりましょう。

2021年2月17日水曜日

無口という病気25

2020.12.12 Photo Ushio

 

微かに歌声が聞こえて来た。
夜の6時ごろ。
私は、ヘルパーさんが帰った後に、こたつで眠っていた。
夢の中で、私は歌詞がよく聞こえずに、何だろう何だろうと思っていた。
 
 
耳を澄ますと、「天国には行かれない。待っているのは地獄だぞ🎵」そんな歌詞の繰り返しのようだった。
うっと思ったのは、主語がわかって「あんこ」と聞こえて来た時だった。
私はようやくにして目を細く開けて見た。
すると勢いよくカーテンを引く大きな牛男の姿があった。
その背中の向こうから独り言も聞こえて来た「今日は遠慮なんか しないもんね」と言っている。
2020.12.12 Photo Ushio

 
 私が行く先は地獄だとわかっちゃいるけれど、歌に歌われるとどうも苦々しく感じて、私はついに目を覚ましてしまった。
私が牛男を無口という病気と言うのは、鼻歌すら聞いたことがないからだった。
おそらく昨日のブログを読んで、日曜の夜に空腹を堪えて眠ったことが、悔しくて、恨めしくて、悲しく蘇ったのだろう。
やっぱり牛男だな。人は嬉しい時、うきうきする時に歌うものだろう。
2020.12.12 Photo Ushio

 
昨夜は仕方なしに、夕食を作った。
お昼にはランチを食べに出るはずだった牛男は、仕事が押してランチを食べる間もなくコンビニに出かけて買ったシャキシャキレタスのサンドイッチだけを食べたという。
2020.12.12 Photo Ushio

 
自宅に居る時間が長くなった牛男は、一週間に一度ぐらいか15分程度喋ることがある。
社食が食べられなくなって、残念なこと。社食の業者が利用者の数が図れないで気の毒だということ。
私が作っておいておく、昼食を真っ暗な中で食べても、元々美味しくないものが、本当に美味しくないということ。

2020.12.12 Photo Ushio
 

本日の写真は、牛男が食した日本海庄やのランチ、松花堂膳で、ご飯とおみおつけが付いて税抜き1000円だそうです。
1000円で充実した内容ではないでしょうかね。 

 
 今日の東京の最高気温は9度、最低気温は1度、晴れの予報です。
こんなランチが食べてみたいドラキュラです。
本日も当ブログにご来訪いただきまして有難うございました。


2021年2月16日火曜日

マックにて


雨上がりの月曜の夜は、思っていたより大勢の人がいた。
お池の縁に連なる玉石のように、広い店内の縁のぐるりに人が座っていた。
空いていたのは、中央の席ばかりだった。
広い店内の中央はどうにも落ち着かない。
仕方なしに、椅子にコートをかけて、桜草の君の待つカウンターへ向かった。

 
セーターに春物のコートではじんわり汗ばむ暖かな夜で、冷たいスプライトとホットコーヒーをオーダーした。
桜草の君の笑顔に変わりはなかった。
スプライトが喉を通過して、冷んやりした時に、肩の緊張がスーッと溶けていく。
 

 
前の晩は散々だった。
マックの営業時間の短い土日はどうもいけない。
起きても、マックに間に合わないと思うと気力が失せてしまうのだ。
夜の7時に牛男がカーテンを開けに来たけれど、私は布団を被ったまま死んだふりを決め込んだ。
カーテンを開けても、窓はなお覆われているのだけれど、完全遮光のカーテンの弱みで通気性がないので、どうしても窓の覆いにカビが生えてくるので、 真っ暗になったタイミングでカーテンを開けなけれなならないのだ。

眠る私に遠慮していた牛男も、流石に夕食を作るべく起床して欲しいのだろう。それをわかっていて、マックがない夜に不貞腐れた私はついに起きなかった。


 

薄暗い店内を見渡すと目も慣れてきて、
向かいの玉石は、根雪色の手編みのセーターを着たいつかの老人だった。
最初にそうとわかったのは、携帯電話の話の内容がマンション管理組合の理事会の話だったからだ。
後ろの方の玉石は、紺色のジャンパーを着た常連の老人で、いつも帳簿をめくるふうに、帳面のその端を唇に当てた指先でめくっているような感じの人だ。
中年より若き人々は、皆パソコンかスマホに向かい合っている。
雨が止んで、自宅で仕事をしていたけれど、気分転換にやって着たという感じで極めてラフな格好でいる。
離れたカウンター席には いつもの羊のおばあさんがいるのも入店前に認めていた。
今夜はラジオ体操をやる空間はないなと思っていたけれど、7時半を回ると1人、また1人と消えて行った。
そして、私はいつものように、腕を大きく振って、足を前に上げた。

 今日の東京の最高気温は10度、最低気温は2度、晴れの予報です。

本日も当ブログにご来訪いただきまして有難うございました。



2021年2月15日月曜日

地震を案じて月曜日


強い揺れに怖さとともにまたかと思った。
土曜日の23時過ぎ、震源が福島沖と知って、
昨年末に再稼働について地元が合意した女川原発2号機のことが頭をよぎった。
間も無く超巨大地震、東日本大震災(マグニチュード9、最大震度7)から10年というところだった。
今回のマグニチュード7.3最大震度6の地震はその余震だそうだ。
 
余震は今後も続く可能性があるという心配な月曜日となりました。
気をつけてまいりましょう。

今日の東京の最高気温は15度、最低気温は10度、段々と本降りの雨となり、雷雨の可能性もあるようです。

被災地でも雨、雪の予報ですので、土砂崩れなどの被害が大きくならないことをお祈りいたします。

2021年2月13日土曜日

森氏が後継指名した盟友川淵新会長?一変


「人生最後の大役と思ってベストを尽くしたい」と昨日記者団に語ったのは64年東京五輪出場、初代Jリーグチェアマンの川淵氏だった。
東京オリパラ組織委員会会長の森氏が辞意を固めたことで、その後任の人選だ。
川淵氏を指名したのは、他でもないこの度女性蔑視発言をした森現会長だ。
それを受けて川淵氏は受諾するとともに、森氏に相談役を要請したことも明かしていた。
 
私もうっかり、そうですか、台風で看板が壊れたから、看板を掛け替えましょうてなものだな。
事実上の院政だと流した。 

今回の問題発言の当事者である東京オリパラ組織トップが、後継にお友達の川淵氏を指名して、そのお友達が窮地にある友の涙によっしゃ、わてが頑張るで、あんたも残ってや!という話だ。
          九谷焼

 
典型的な日本のやり方だ。
組織の定款に代表をどう定めるかが書いてあろうとも、そんなの関係ない、そんなの関係ない。
うちうちで、見えないところでよろしくやる。
それが日本流だ。
 
ところが今日になって事態は一変、川淵氏の新会長のお話は白紙になった。

流す私も昭和だな、と反省しつつ、
昨日、今朝までのスポーツジャーナリスト達の、川淵氏の適任発言、ヨイショ!ヨイショ!が笑える。
 
この密室での後継指名について、この度ジェンダー発言が問題となったわけだけれど、五輪憲章に照らして、その辺りの身体検査はできていたのか?類は友を呼ぶという諺もある。

今後、後任人事については、候補者検討委員会を設置する方向にあるらしい。そのトップの候補には御手洗氏の名前が挙がっている。

スポーツ界でのゴタゴタは川淵氏、グローバルな視点が必要となると御手洗氏、素人にも読める札だな。


2021年2月12日金曜日

いつかまたジョナサン


ほっとした時にパフェ
スタミナをつけたい時にタスマニアビーフハンバーグ
小腹が空いた時にきびなごのサラダ、北海道コーンのポタージュ
弱っている時にカニ雑炊
15年の闘病生活のうち10年間の長きに渡り私の暮らしに彩りをくれていた我が街のジョナサンがついに 閉店してしまった。
昨年の1月に24時間営業をやめた時に、一度さよならをしたのだけれど、そこにジョナサンがあるならば、時間のやりくりをして浅い夜のうちに行ける日もあるだろうと思っていた。
しかし、その直後のコロナで、怯えた私はさよならのままに一年が過ぎていた。
改めて、10年間、ざっと3000の夜をドラキュラである私はジョナサンに通ったのだ。
2018年2月22日撮影  

 ついに閉店。その知らせは、矢の如くドラキュラである私の心に突き刺さった。
営業時間なんて、また延びる日が来ると密かに思っていたのに。
閉店はないだろう。
平成の時代には外食文化が花開いた時でありましたというふうに、
外食産業がこのまま萎んで行ってしまうのだろうか。

 
閉店の知らせに随分と悩み迷ったけれど、閉店の一日前に思い切って訪ねてみた。
悩む理由は他でもない、コロナの感染が心配だからだ。
ドリンクバーは多くの人が利用する。トイレだって。
それらは、利用しないと決めて、食事だけぱっと済ませて、長くお世話になったスタッフにお礼を言って出てこようと。

 
 残念なことに、10年間お世話になった紫陽花のようなスタッフは
お休みだった。
真夜中にお世話になった馴染みの若い女性スタッフが教えてくれた。
まる一年のご無沙汰だったけれど、彼女は覚えていてくれた。
ご無沙汰をお詫びすると、「24時間営業じゃなくなっちゃったから」とその理由を承知してくれていた。


チョコレートパフェは、丁度今時分に確定申告の医療費還付請求の作業が終わって、ほっとして食べたのだった。
パフェに詰まったアイスクリームにソフトクリームを食べれば確実に太ることはわかっているので、ブラウンの貴婦人のようなその姿をメニューに見つけては常に我慢していたのだ。
ある時、スーパーのデニム売り場でお世話になったスタッフが、向こうの席で思い切りこのチョコレートパフェを食べているのを見ていつか、いつかと心に誓っていたのだ。
 
 
パフェよりは、太ることを気にせず食せるのがあんみつだ。
もっぱらクリームあんみつだったけれど、たまにソフトクリームの量を少なくしてもらって白玉ソフトクリームあんみつも食べた。


晩秋から冬の間のお汁粉も大好きだった。北海道産の大納言小豆にこだわったお汁粉だった。ある冬、4年前だったか、メニューから消えた時はがっくりした。


 10年前は結構大きなお椀に盛られたお汁粉だったけれど、
器が小さくなっていった。そしてメニューから消えたのだった。 



お汁粉が終わる季節には、あまおうのパフェがメニューに登場する。

チョコレートパフェがブラウンの貴婦人なら、あまおうと自家製プリンのパフェは、ストロベリーガールだ。

下のプリンがないものは2014年2月6日撮影でまだキャノンのパワーショットで撮影していた頃のもの。


 

 

パフェは季節ごとに装いを変えて楽しませてくれた。

 

秋が深まる頃から冬にかけては、
浅い夜に一度、買い物の帰りに一息お茶をして、
深い夜に食事をしに出かけたこともよくあった。

 

季節メニューにはフレッシュフルーツがシンプルに盛られることもあって、夏季にカナダ産のフレッシュブルーベリーは毎晩ダブルで食べることもあった。



グルテンフリーを誓いながらもつい食してしまったのがフレンチトーストだ。

 

デコレーションされたフレンチトーストも美味しかったなぁ〜


温かいデニッシュに冷たいアイスクリームという誘惑のメニューもあった。

 

太ることを気にせず食せたのがシャーベットだ。
アイスクリームよりはずっとカロリーが低い。 

 
今頃はいちごのシャーベットだけれど、桃、カシス、ぶどうもあってとりわけカシスやぶどうが好きだった。



こちらは栗のアイスクリーム。

 

桃のシャーベットも30は食しているだろう。


ドリンクバーのダージリンティーは1万杯は飲んだだろう。
美味しかった。

 

 店舗は、バーミヤンに変わって、スタッフはほとんどがそのまま続けるそうだ。
それだけはほっとしている。

 
ドラキュラの孤独な夜に寄り添ってくれたジョナサン。
ありがとう。きっとまた復活してくれると信じている。
食事の思い出が綴れなかったので、また後日。
どうか読者の皆様、太い大木にしがみついて、おいおいと泣きたいような寂しさをわかってくださいな。