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2011年11月19日土曜日

となりの患者4

診察を待つ間、待合いの椅子に座るとなりの患者、靴を脱ぎ捨て右足を左の足にちょいと伸せて、足裏ツボをぐいぐい押している。
私もやりたいけれど、まだその度胸がありません。

2011年11月15日火曜日

おえらいナース2

今日は、ほんとうにおえらいナースのお話です。
今から7年ほど前、ある3次救急病院の消化器病棟でのことです。
師長さんが、毎朝看護チームと一緒に各病室を回り、患者一人ひとりに「おはようございます」と声をかけるのでした。
その時、師長さんは、患者の顔をしっかりと見ていました。くどいですが、師長さんが出勤の日、毎朝の事です。
師長さんは、看護師の朝の引き継ぎも、聞いているのか、「辛くて大変でしたね」と容態について触れることもしばしです。
 大病院の師長は、師長室から滅多にお出ましにならない事も多く、患者が初めて入院してきた時に病室に挨拶に来る程度だったりするのです。
この消化器病棟の光景は、母が、重篤な状態が続き、母の病室に通算5ヶ月間、泊まりこんで目の当たりにしたものです。夜中もほとんど眠れないので、朝起きるのが辛かったのですが、看護師さんチームと師長さんがやってくる前には、私も着替えをすましていないと、看護師さん達に申し訳ないという感じでした。
その病棟では、看護師だれしもが患者本位に業務を遂行することが徹底されていて、労を惜しまず献身的に働いていました。そして、看護師は、お年寄りには特に優しく接していました。当たり前のように。「良い日もあれば、悪い日もあるものですよ」と患者の心にも寄り添うように、容態が悪化して落ち込む患者には慰めの言葉をかけていました。
 しかし、そんな病棟も、それより10年前は、全く違っていました。その時の看護師1人を除いては、師長を始め新しい看護師さんに変わっていたのです。病棟を支えているのは看護師であり、まさに看護は「人なり」です。
 今でも、7年前の温かくりっぱな師長さんや懸命に働く看護師さんとの毎日が鮮明に思い出されます。残念ながら、その折り、私は発病し、その時の師長さんにお礼の挨拶に伺えないのが、とても心残りです。
(今日の、このブログを病院関係者が読んで下さって、このおえらい師長「私だわ!」この看護師「うちの看護師だ!」「私達のこと!」と思い当たる人がいっぱいいたら、あんこはとてもうれしいです。)