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2013年7月30日火曜日

行政指導を受ける前に、断捨離

このところ、いわゆるゴミ屋敷の問題が報道されていなかったので、安堵していた。防犯、防災上あるいは、悪臭などの衛生面で、近隣住宅にも迷惑をかけるゴミ屋敷とその主人が映る度に、明日は我が身とため息をついていた。物を捨てることができずに、物を買い続ければ、当然の事ながら、やがては物で溢れてしまう。
  ところが今月、奈良県に住む女性が、ゴミ屋敷で逮捕された。ゴミが道路をも塞ぎ、道路交通法違反容疑だそうだ。自宅敷地や室内は以前からゴミで溢れ、行政指導も受けていたようだ。
 
ふと我が家を見渡すと、そこここに段ボール箱が積んである。タンスや押し入れ、クローゼットに入りきらない品々だ。一方で、カサブランカもどきの百合をかかすことなく飾っている。我ながら、なんかおかしいぞ、アンバランスというか、花より段ボール箱をどうにかするのが普通じゃないか?ゴミ屋敷の主人の取材を見ると、どうゆうわけかゴミ屋敷の主人はみんな変わり者のような気がする。ふと、鏡を手に取って我が身を凝視する。
 8年前が賞味期限のきなこやニンニク2個、本一冊を月に一度捨てるペースでは追いつかない。危機感はある。
しかし、先日朝の番組で久々に荻野アンナさんを見た時、「ごめんなさい、貴女の本をブック○○に売ってしまった」「傘をさして波打ち際を歩く貴女の写真がおしまいに載っていたアノ本」と心の中で何度も謝った。昨夜は、25年前からの部屋着を泣く泣く捨てた。破れたからだ。繕おうかと少し迷った。果たして、これから断捨離ができるだろうか。


2013年7月27日土曜日

竹下選手引退

5月に大友選手が引退し、その寂しさも癒えぬ間に、今度は、女子バレーの大黒柱竹下選手が昨日引退を表明した。
 私が知る大友選手は長身、速攻を生かして日本代表でセンターポジションを勤めていた時からだ。 なぜか、ここぞという時のサーブでミスをして、試合終了という場面が多かった。けれど憎めない、存在で、一度引退後、ロンドンで復帰してくれた時はとてもうれしかった。
竹下選手は、セッターとして早いパスで日本の速攻を完成させ、ついには28年ぶりの五輪銅メダルを実現させた。159センチの身長で、時々ブロックを決めることがあって、そんな時は、うれしさのあまり感嘆の声をあげた。また、ストンと落ちたと思われた玉も手の甲で拾い、リベロのごとく拾いまくることも多々あり、その運動神経の良さは尋常ではない。2人ともまた復帰してくれないかと思っている。2人のいた全日本の試合観戦は、入院生活の心の支えだった。とりあえず、お疲れ様でした。

2013年7月17日水曜日

となりの患者9

2006年の初夏、入院中の地獄部屋に蜘蛛の糸を垂らしてくれる釈迦は現れず、仕方なく個室に移り、なんとか退院した。しかし、1ヶ月もたたない丁度今時分の暑い日に再び入院となった。前回の入院時の6人部屋が始終ひどい悪臭にあったことを知ず申し訳なかったと、師長のはからいで今度は、3人部屋になった。
 その3人部屋で、再びボス(地獄絵図)と出会う。 通路側には、寝返りさえ打てない親分(おもしろ話7(となりの患者))がいて、夜中にお経を唱える婆(となりの患者3)がやっと退院した後だった。
 ボスは、私の顔は、かろうじて覚えているようだったが、名前など知るよしもない。地獄の6人部屋にいる時、ボスは、後から来た奴の名前などどうでもいいと言わんばかりの態度だった。私の方は、しっかりボスの名前も覚えていて、「高田さん!」と声をかけるとボスは少しうれしそうだった。私は、ボスに夜中にお経を唱えるとなりに居た患者の苦労話を訴えるようにした。しかし、ボスは初めからあまり聞いていない。そんな話は序の口とばかりに、ボスの方が語り始めた。
 
それは、やはり今の病院で、何年か前の事だったと言う。ボスの隣の患者が、全く病院食を摂らず、家族が毎日持参する桐箱に入った水だけをひたすら飲んでいたというのだ。医師が注意しても全く聞き入れない。
ある日も、家族と思われる数人がいつものようにやってきて、 いつものように、なにやら不思議な気配になった。ボスは、いけないと思いつつ、そっとカーテンの隙間から隣のベッドを覗いてしまったそうだ。すると度肝を抜かれる光景が繰り広げられていたというのだ。うつぶせに横たわった、となりの患者は素っ裸で、家族かと思われる1人が頭から足の指先まで手のひらで幾度もなでるように、さすっていたというのだ。上から下へと何度も何度も。仰天したボスは、不気味なその光景に息が止まりそうになったという。
 私は、その話しにすっかり魅せられ、負けたと心の中でつぶやいたのだった。
(登場人物の名前は仮名です。)

2013年7月13日土曜日

お盆迎え火

今日はお盆の迎え火だ。
 子供の頃、お盆には地獄の釜の蓋も開くと教えられた。お化け達も、この暑さに驚いていることだろう。東京でも、35度以上の猛暑日が一昨日まで4日間続いた。7月上旬としては1876年からの観測以来初めてだそうだ。
お盆と言えば、やはり子供の頃、幾度となくテレビで観た牡丹灯籠の映画を思い出す。ともに既にこの世の者ではない、お露と侍女のお米。お露は浪人者の新三郎に恋し、お米が灯籠を携えてお露の手を引くように新三郎の暮らす長屋に夜な夜な通う。子供心にその灯籠が美しくて、お化けになると、あんなに美しいものをぶら下げて歩けるのかと羨ましく思ったものだ。
 なあに、今だって私なんぞは、夜しか歩けないので、お化けのようなものだから、灯籠をぶらさげて、コンビニやスーパーマーケットに行けばいいのだ。入店する時に、「ふっ」と灯りを吹き消して。粋なようだけど、店員は、深夜強盗より驚くかもしれない。やはり止めておこう。
 お盆の迎え火は、オガラを焚くのだけれど今の住まいではできないので、亡き母が好きだったピアノ曲でも流してお迎えだ。

2013年7月11日木曜日

ドラキュラのはまりもの

貴石のような輝きに魅せられて、つい手にとってしまった。黒い神秘の食べ物。まさにドラキュラにふさわしい食べ物だ。なんとか石井で売っている「モチモチ黒糖きなこ」。
まずは、添付のきなこ無しで、食して欲しい。もちもち感と、黒糖の控えめな甘さが堪能できる。
最後に、添付されている香ばしいきなこをまぶして、むせながら食すのだ。


2013年7月9日火曜日

患者心得12

その紹介状に医師の名前はあるか?
医師の名前とは、紹介先の医療機関の医師である。ただ病院名だけが記載された紹介状では、ぞんざいに扱われることがある。
クリニック(診療所)などのプライマリーケアの段階で、重大な疾患であることがわかった場合、大病院を紹介される。その際、紹介先医療機関の医師名を明記してもらうことが望ましい。
勿論、クリニックの医師が、その某かの医師を知らなければ、できないことだ。
従って、かかりつけ医を選ぶ際に、クリニック医師の出身大学や、連携病院の情報を得てからかかるべきである。

2013年7月7日日曜日

七夕

七夕の今日、東京は日中35度以上という暑い日となった。
梅雨も昨日、平年より15日も早く明けてしまった。
 ただ、それだけですみません。首に保冷剤を巻きつけて、日やけ止めクリームを顔に塗ったくって、ブログを更新しました。なんせ暑いので皆様もご自愛ください。



2013年7月5日金曜日

ドラキュラ的生活5

ドラキュラは挑んだ。
そして、打ち拉がれた。
巷は、バーゲンセールに沸いている。
ドラキュラも参戦したいと、真っ暗になってから出陣した。先月末のこと。
ドラキュラには、バーゲンセールでの必勝技がある。かつて健康な人間だった時に取得したのだ。
ぶらさがる洋服と一緒にぶらさがるように近づいて、気に入ったモノのハンガーを次々むしり取る。他者を寄せ付けない、早さ、勢いが大切だ。取捨選択は、後ですれば良いのだ。
 もう、一つはセンスの良い格好の女性が握って、離したモノを、つかさず取ることだ。労せず、いいモノを得ることができるのだ。
 しかし、もはや百貨店の扉は堅く閉ざされていた。
ドラキュラが御免ください!と叫んだところで、開くわけもない、ずっしりとした扉だ。
 せめて、ショーウインドウのディスプレイを写したかったけれど、シャッターが下りていた。
未練がましく振り返る。
帰途、クチナシの甘い香りが悲しくて。
光線過敏の症状が重い、ドラキュラは海開きも山開きも無縁だ。
そして、夏の百貨店のバーゲンセールも。


2013年7月2日火曜日

切ないPK戦

PK戦はいつも切ない。
昨日のコンフェデレーションズカップの3位決定戦イタリア対ウルグアイはPK戦となった。
本戦では、イタリアが1点入れるとウルグアイも1点返すという見応えのある試合で2対2で延長戦となり、延長戦でも決着がつかなかった。
そして、PK戦でウルグアイが5人中、3人止められて負けたのだ。
これより3日前の準決勝、スペイン対イタリアもPK戦での決着だった。
 止めたキーパーがすごいのか、ウルグアイの止められた3人の選手は3人とも助走が短かった。
記憶に新しいワールドカップ南アフリカ大会のパラグアイ戦でのPK戦も、はずした駒野選手の助走が短かったのが印象に残っている。キーパーに読まれて、振り上げるしかなかったように見えた。選手達の緊張をよそに、助走を取れよと叫んでいる。オシム監督はPK戦に突入するとロッカールームに下がってしまった。

2013年7月1日月曜日

今でしょう、断捨離

いつやるの、今でしょうと言いながら、先月6月に捨てたものは、本1冊とにんにく2個だけだった。
梅雨時の今は、断捨離時のように思っているのだけれど。
本は、なんとかオフで、まあまあという値段で引き取ってもらえた。もし、まあまあでなければ、またおうちに持って帰るところだった。
にんにくは、一見すると外の皮が真っ白で美しく、捨てるのが惜しまれたけれど、中は化石のように堅く、褐色で、1年前のものだった。暑さや、サッカーが男女とも振るわないことは、言い訳にならないだろう。
今月はなんとかしたいと、腹に葛桜をつるんと流し込んで、蛙のようにまたひっくりかえっている。