流星がざーざーと降ってくるに違いない、
それを掌にのっけて楽しもうと意気込んで4時過ぎに出かけた。
凍える寒さを堪えて、月のない空を仰ぎ続けること1時間。
しかしながら目が曇っちまったのか、貼りついた星すら、二つばかりで、流れる星は空振りとなった。
今年の運勢を占うようで、落胆は大きかった。
そんなドラキュラの楽しみは、もはやカフェだけとなっている。
狭い棺のような閉鎖空間に籠る圧倒的な時間の中で、ほんの僅かな解放されるひとときだ。
今年の初カフェは2日タリーズとなった。夜の浅いうちは、人が多くいたかもしれないけれど、20時を回って、店内には2人だけ。ドラキュラ用に灯をそらしてもらった一つの席は空いていた。
深い味わいのコーヒーを飲んで、ふっーっと長い息を吐いた。
誰が落としたのか、新年早々にニット帽だ。
誰が拾って置いてあげたのか、こういう人もいるんだな。
そうして今夜は、初マック。
ようやく通うマックが始動した。
冷たい風が吹き荒ぶとても寒い夜でしたけれど、客席には大勢というには足りないような、人々が座っていました。
やっぱり天井のない空間、灯のない空間はドラキュラには天国だ。
途中でオーバーコートを着ました。
それでも、いい。
お正月の夜道で寂しかったのは、駅ビルの門松だ。
シンプルといえば、そうだけれど、だいだいなどの飾りもなく、
ここまで簡素な門松は記憶と写真に残る限りなかった。
長引くコロナ禍でテナント売り上げも落ち込み、撤退する店舗もあるし、親会社の鉄道会社自体が厳しいという現実も表しているようだった。
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