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2009年10月25日日曜日

入院心得2

 入浴は朝一番にすべし
 病室が、浴室の正面だったことがある。ある時、浴室から、ナースの悲鳴ともとれる大声が聞こえてきた。「きゃー、なんで、うんこしちゃったのー」間もなく、浴室から飛び出てきたナースのズブッ、ズブッ、ズブッと長靴で走って行く足音が聞こえてきた。
 ナースの介助で患者が入浴していたのだ。どうやら、その患者が入浴中にうんこをしてしまったらしい。どこでやっちまったのだろう。脱衣所か、風呂場の洗い場に置いてある椅子の上か、はたまた浴槽の中か?
 いずれにしても、これで向こう一ヶ月は入浴できないな、と思った。入浴は朝9時から開始で、1人30分以内。入浴希望者は、当日、浴室ドアのボードに、各自、入浴時間と名前を書くことになっている。清掃は朝8時半ぐらいに行われている。入浴は、だいたいどこの病院もこんな手続きだ。そして清掃は、入浴開始前の朝だ。
 私はあまり入浴することができなかったが、入浴する時は、午前中の身体の調子をみてから、午後に入浴していた。愚かだった。顧みると、入院の達人たちは、朝一番にこだわって、「行ってきまーす!」と言って、浴室に出かけていた。

2009年10月1日木曜日

サッカー観戦

 3年前、見舞客が青いわっぱを持ってきた。これで病気が治るわけじゃなしと、はめもせず、薬の袋と一緒に引き出しの中にしまった。
 それより以前、女友達が、「一緒にサッカー見ようと、テレビまで買い換えたのに、奴は帰ってこない。絶対浮気している。奴がサッカー見ないわけないのよ!」と電話してきたことがあった。他の女とどこかでサッカーを見ているのに違いない言うのだ。私は仕事じゃないのかぁ?と思った。結局、女友達は、『奴』の居所をつきとめ、他の女とスナック菓子をほおばりながらサッカーを見ている現場に踏み込んだ、かどうかは定かではないけれど、浮気は事実だった。サッカーを見に帰ってこない、で浮気が占えるものなのだぁと感心したことは覚えている。
 会社を休んで、フランスにサッカー観戦に行った人もいたけれど、私の心に残っているのは、おみやげにもらったフォアグラの缶詰のことだけだった。
 しかし、そんなふうにサッカーに無関心だった私も、今やサッカーの虜になりつつある。独走してきた鹿島が失速してくれば、それはそれで残念に思う。先日の名古屋戦では、いつもファインセーブのキーパーの目を疑うようなミス。キーパーはさぞや責任を感じているだろうと思うと、こちらまで胸が痛む。しかし、また昨日のAFCチャンピオンズリーグ準々決勝での川崎の敗北もまた残念で、豪雨で中止になった鹿島との再試合では、頑張って欲しいと思ったりしている。