過去 1 週間のページビュー

2022年4月30日土曜日

いすゞ移転


頭まで布団を被って悲しみをこらえていた。

悲しいことが重なって、寂しくていられない日が続いている。

悲しみの一つ、いすゞのお引越しの日をついに迎えてしまった。


私などは言わばよそ者で、この地に住まうようになったのは20代の半ばだ。
生まれ育ち、今もこの地で暮らす人はもっと寂しさを募らせているだろう。

いすゞのお引越しは、ゴールデンウィークの間と囁かれていたけれど、その前のつつじが燃えるように美しい時から始まっていた。


 何千人の人々が働いていたのだろう。
コカコーラの自販機が10台近くトラックに積み込まれているのも目にした。 

 
お引越しの事業者も1社ではなかった。
掛け声とともに、荷が積まれる光景も寂しくて目で追うこともできなかった。
 
 
それでも駐車場にエルフが一列に並んで、荷物の運び入れが行われている時はまだ良かった。
昨夜はもうトラックの姿もなく、そこには雨に打たれたつつじが落ちていただけだった。

 
昨夜、冷たい雨と強風がようやく止んだ9時半に重い身体を起こして 駅に向かった。駅改札口には、いすゞ移転の横断幕が掛けられたと言うので撮影に出たのだ。
10度の気温は身体と心を冷やし、
深い夜に3年ぶりに灯りが灯る居酒屋の暖簾が風で揺れるのを見ても、もういすゞの人が居酒屋に立ち寄ることもなくなるのだなと思った。
駅改札口の横断幕は、エルフのように大きな迫力あるものかと思ったら、そうでもなかった。
それでも最初にシャッターを押したその瞬間に、涙が溢れてきてしまった。
撮り終えると、決まったように心の中で馬鹿野郎と叫んでいた。
なんでこう言う時に、馬鹿野郎が心の中で木霊するのだろうな。

 
真夜中に残業している人がいるのであろう、ビルの灯りを見て嬉しかったこと。
夜食を買いにコンビニに出て行く人の姿もあったりした。 

 


一昨夜は、ジェミニやアスカのことをふいに思い出した。
いつだったか、ビル駐車場にアスカを見つけて、まだ走っているのだなと思った。それが10年ぐらい前だったろうか。
お引越しのトラックはいすゞのトラックだったけれど、終盤に日野のもあった。
けれど、調べると日野自動車は元はいすゞ自動車の前身から別れたようだ。
こちらいすゞ自動車の歴史と沿革をご覧ください。
 

 
いすゞの移転先はMM21だ。
なんだか私も横浜に帰りたくなってしまいましたよ。

 
いすゞのますますのご発展を心よりお祈り致します。

 

いつまでも、どこまでも創業の地を忘れないでいてください。

ベルクレール 2021年6月29日撮影
 

関連ブログ いすゞ移転に涙


2022年4月29日金曜日

ここで深呼吸7(札幌)

札幌 テレビ塔

 

またしても通院があったもので、心身ともに衰弱してブログをお休みしてしまいました。すみません。

今夜は、4日ほど前にアレクサンダーテクニック講師の白井幸子さんから送っていただいた札幌の写真をお届けします。
白井さんは札幌で出張レッスンだったのでしょう。
桜、連翹(れんぎょう)、辛夷(こぶし)が丁度見頃だったようです。東京より丁度1ヶ月遅いですかね。

 
近くに見える山々にはまだ白い雪が残っていますね。
東京では既に初夏を感じますが、札幌は早春の淡い中ですね。


 
黄色い連翹の花の写真も嬉しいです。
故郷横浜の田舎の方では、民家の生垣に連翹のお家が多かったので、陽光に輝く黄色い連翹が春を伝えてくれて嬉しかったのを思い出します。
住まう東京は、コンクリートジャングルで生垣などお目にかかることもありません。
 

 

こちらはまさに北国の春を伝える辛夷ですね。
白い花があっちこっち向いているので、白木蓮(はくもくれん)
ではなく辛夷ですね。そうすると私が先月末に撮影したものは、上だけを向いているので白木蓮なのですね。 
新さっぽろ駅前公園

 
おしまいは、夜の世界しか見ることができなくなったドラキュラとしては、なんじゃらほい?という広い青空と戯れる白い雲が見事な写真です。
場所は新さっぽろ駅前の公園だそうで、 右の建物は青少年科学館です。
日本では、今日から連休の方が多いのでしょう。
春のスタートの季節の疲れを癒してください。
私は、身体のダメージが取れた後には、白井幸子さんにリモートで
レッスン←ストレッチを中心に少々手ほどきいただく予定です。

2022年4月24日日曜日

知床観光船事故


なんともいたましい事故が起こってしまった。

知床の観光を楽しみにしていた旅人、

長引くコロナ禍で厳しい経営が続いていたであろう運航会社、

そういうことが思い巡って、どうにもいたましくていられない。

10人の方がお亡くなりになったと伝えられました。

心よりご冥福をお祈り致します。

夜通し救助にあたっておられる方々の安全もお祈り致します。

 

牛男の写真

増上寺

 

一昨日は、牛男さんの通院日でした。

お土産の写真は、虎ノ門界隈の新しい高層ビルかと思っていました。上層階は、住居スペースですから、ブログに綴る文章まで考えていました。
こう言う所に住む人々がテレビにコメンテーターとして出てきて物価高騰の国民生活への影響などを語ってもらっても困るのですが、と。
まあ、僻みですね。

 
ところが、牛さんが撮影してきたのは、増上寺とその界隈の、
薫風が感じられる写真でした。
惜春の光に生えるつつじの赤が鮮やかなこと。
ためらいなく美しいと思える写真でした。

 
健康であった20年前は、昼間の増上寺に参ることもできましたが、そんな暇はありませんでした。
そして、真っ暗な時しか歩くことができなくなって、境内には入ることもできず、この通りを浜松町に向かってひたすら歩くぐらい。
今や電車内の照明も厳しいので、それすら難しくなってしまいました。

 
さて、今の季節は、私のかつての東京タワーお土産というブログのアクセスが増えるのです。
東京タワーは増上寺の近くですから、東京タワーとプリンスホテルも写っています。



 
来たるゴールデンウィークには、つつじが美しい増上寺と東京タワーは賑わうことでしょう。

 
東京タワーお土産7、6というブログが2018年の春ですから、私も東京タワーに行けなくなって4年なのですね。
更新したいですけれど、電車内の照明の問題とコロナ怖し、今年も行けないですかね。

 
日本にお住いのお健やかな皆様は、暑くもなく寒くもないこの良き気候を逃さずにお楽しみください。


今日の東京の最高気温は19度、最低気温は15度、曇り後雨の予報です。

本日も当ブログにご来訪いただきまして有難うございました。

2022年4月23日土曜日

牛男の写真

蘭免ん 海老蕎麦 


昨日の東京の最高気温は26度と、昼間は初夏の陽気だったようです。

今夜は、牛男さんの写真をお届けします。

 

フロクマリンという成分がお蕎麦に入っていて、その成分は光線過敏の症状を重くするので、私はお蕎麦が食べられなくなってしまったのでとても悔しいです。

写真は海老蕎麦。

これからは冷たいお蕎麦がつるっと喉越しよろしく美味しい季節ですね。


 

 蘭免ん 蕎麦アイス

こちらは、蕎麦アイス。
牛男さんは、念願だった蕎麦アイスを食べることができました。
香ばしい蕎麦の実がコリコリと美味しかったようです
 

 
こちらは最近開通したコミュニティバスで座席10席、乗務員1人、定員29人、換気のための設備も完備とのことです。
ちなみに車種は日野自動車のポンチョショートだそう。



 
羽田増便で新ルートは低空飛行に。
 
今日の東京の最高気温は25度、最低気温は16度、晴れ夕方から曇りの予報です。
皆様におかれましては、どうか良い晩春の週末をお過ごしください。

 

2022年4月22日金曜日

一時のバラマキも消費増税が待ち受ける


 不二家もミルキーやカントリーマアムなど16品目を原材料の高騰や物流費の上昇などにより実質的な値上げに踏み切ると発表した。(写真のシュークリームは今回対象になっていないようです。)

政府は、物価高騰を受けて、補正予算を組んで、主に子供のいる低所得世帯に5万円を給付する方向で調整すると言う。

生活が大変なのは、子供のいる世帯だけではないのだけれど。
失業が1年以上続く長期失業者だって21年は66万人もいて、前年より13万人増えている。 
非正規雇用やアルバイトで明日の暮らしも保障されない人もいる。
OECDが公表した平均年収の日本の順位が主要国35カ国中、22位にまで落ちたことは、多くの国民が実感しているところだろう。

ところが、昨日は就眠前の朝に、もうすっかり忘れていたかつての大蔵官僚がテレビで、日本は豊かになったと、寝言を言っていて驚かされた。最初は、政権与党や黒田総裁への配慮かと思ったけれど、心底思っているふうで、眠気も一気に吹っ飛んでしまった。
 
豊かに、ゆたかに暮らしている人々には、全く見えていないのだな。
 
話を戻して、
そもそも一時的にばらまいても、消費税を19%に25年までには上げるように経団連が提言しており、経団連の支持にある政権はその方向で動くだろう。
また本来頼みのはずの連合が、自民党と手を携えるようだから、 先は真っ暗だ。
 
今夜もぞっとして、おしまい。
 

2022年4月21日木曜日

佑月さんがね、


 
室井佑月さんが、少し前に書いていた。
夜のスーパーで廃棄されたキャベツの葉を持って行く人を見る、と。
 
私も真夜中のスーパーでそんな場面をよく目にする。
キャベツ売り場の脇にあるゴミ箱のようなプラの中には、土で汚れたり傷んだ外側のキャベツの葉が捨てられている。
私も農薬を気にして、外側の何枚かは捨てて行く。

 

そんな捨てられたキャベツの葉の中から、マシなのを一枚、また一枚と探して拾って行く人がいるのだ。捨てられた物だから勿論泥棒ではない。ひと玉197円のキャベツを買うことも止めて生活を切り詰めなければならない人が今の日本には、多くいるということだ。

先日も、アノ布マスクの無料配布費用に5億円かけることに憤りを持って綴ったけれど、アノマスクの作製には400億円が支出され、2020年度だけの保管費用に6億円が支出された。

中には、布マスクでも必要だという人も いるかもしれません。でも5億円かけて送りますか?保管費用に6億円以上かけますか?

何ですかね、下級国民の暮らしはどうでも良い感じになって、上級国民のための上級国民による政治というのが、年ごとに色濃くなってきている感じがするのです。

最近は報道もウクライナ戦禍一色になって、日本の防衛費というより防衛の枠すら超えようという費用は、増強するのが当たり前だと勇ましい勢いで与党及びそれに類する党の議員さんがおっしゃっている。

国民は食うに困っているのに防衛費増強というのは、どこぞのお国と同じ 。
そこには、日本国内のあまりにも開いた格差、貧困の問題をかき消してしまおうという狙いもあるように思うのは私だけかしらん?

さて、れいわ新選組の山本太郎氏が衆議院議員を辞職して、次期参院選に出馬することになった。衆議院では、れいわ新選組は国会(予算委員会)で質問の機会すら得ることができなかった。議員の数が足りないのだ。野党第一党が質問時間を譲ったけれど、自民公明がそれを認めなかったのだ。

れいわの議員に、質問されると不都合があるのか。公共放送の、各党討論番組でも同じようなことが起こり話題となったりした。

お時間のある時に山本氏の会見をYouTubeでご視聴ください。

こちらをクリック→山本太郎がなぜ議員辞職するのか?




2022年4月20日水曜日

鼻歌も一夜で終わる

 

鼻歌は、気がつくと一夜で終わっていた。

テレビからは、戦禍にあるウクライナでの苛烈な戦況が生々しく伝えられ、民主化を求める人々が軍政権によって殺害されているミャンマーにも目を向けてと声が上がり、いやいやロシア軍のクラスター爆弾使用だって、病院攻撃だってシリアで行われたこと、平和な一瞬なんてないんだぞと言われれば、あくびさえもためらわれるのだから。


 

歌った鼻歌は、おもちゃのチャチャチャだった。

野坂昭如さんが作詞したこの歌は、夜におもちゃ箱から出てくるおもちゃの歌だ。

無意識のうちに、夜しか外出できない自分と重ねていたんだな。

まどにおひさまこんにちは

おもちゃはかえるおもちゃばこ

そしてねむるよチャチャチャ

昨年、別の難病を発症し、これもまた自己免疫疾患なのだけれど、
そのおかげでこれまで服用していた抗アレルギー薬が飲めなくなった。その難病は、唾液が出なくなる症状もあるので、抗アレルギー薬を服用するとますますその症状が重くなる。喋ることは元より、食べ物を飲み込めなくなるのだ。
抗アレルギー薬が飲めなくなったことで、自宅室内の弱いクリプトン電球の下を一瞬通るときでさえ、日焼け止めを塗った皮膚でも傷めるようになってしまった。
それで昨年から太陽光を完全に遮断した居室は、ほとんどの時間は僅かな灯りも消灯し、トイレに行くにも、洗濯機を動かすにも帽子を被ってから灯りを点ける。
テレビは音だけとなった。
 
1年経っても慣れないでいる。 
 

 
随分以前は、証城寺の狸囃子を口ずさんでいた。
我がブログを探すと証城寺のたぬきというタイトルで、
全くと言っていいほど同じ嘆きを綴っている。しかも時節も同じで驚いた。

今日の東京の最高気温は17度、最低気温んは10度、雨後曇りの予報です。

毎度同じ愚痴にお付き合いいただいておりまして、ブログ読者の皆様にはすみません。


2022年4月18日月曜日

馬鹿言ってんじゃないよ

 

怪しいメールが日曜日に届いた。
同じメールが届いた 人は少なくないだろうと思う。
勿論返信もしないけれど、私のぼやきはこんな感じだ。
 
「お元気ですか? 」
そんなわけないだろう。
難病二つも抱えて、もう20年近くになるんだぜ1
「しばらく会えなかったけれど、休みが取れそうなのでご飯でも一緒にどうですか?」
へぇ、20年以上会ってない人なんだね、アンタ。
ご飯?そんなもの一緒に食えるわけないだろうよ。
照明のない店なんてあるのかよ?
「連休中の予定を教えてください」
病人に連休の予定なんてありません。
ああ、連休中も入院だったこともあったっけかな。
こっちは、どこにも行けないんだよ。
アンタに難病一個やろうかね。
ほれ!
って感じだ。
 

 
でも日本ではゴールデンウィークが間近だと、この怪しきメールで教えてもらいました。
様々な事情で黄金週間ではない方も、おいででしょう。
お互い腐らずに参りましょう。
ゴールデンウィークを楽しめる方は、その幸せをよくかみしめてくださいな。
 

八重桜とおぼろ月


夜空しか見上げることができない私に

希望はない。


 

それでも今夜、

気がつくと久しぶりに鼻歌を歌っていた。

3月の末に起こしたアクシデントのけりもついて、

通院のダメージからも回復してきた。


 
希望は持てないけれど、
今年は大好きな八重桜がおぼろ月と一緒に心を慰めてくれる。

昨年は、それどころではなかった。

やはり三月の末に、目の上は殴られたように腫れ、頬はおたふく風邪のように膨らみ、顎には大きな拳ができて、顎を引くことすらできなくなった。

別の難病も発症していたのだった。


 
夜の美容院で、照明の強い反射光を浴びてから後の事だった。
首をぐるりと切開して細胞を採って検査しなければならないと言われ、動揺した。そこでまた強い光を当てるなら、さらに病態が悪化することは必至だ。
そもそも専門医ではない医師も、躊躇っていた。
昨年の今時分は、なんとか病態がマシになるように、これまで以上に光を避けて、安静に努めた。
これまで以上とは、要するに食事の時以外は灯りを点けない暮らしだ。
実は今もその暮らしの延長戦となっている。
血液検査でその難病は確かであったけれど、そうした暮らしが奏功したのか、腫れはしぼんできて首のぐるりの切開はとりあえずしないこととなった。
そもそも、その難病を診ることができる医師もいないし、治療法も確立しているわけでもないのにそんなに切り裂いてどうするんだと思う。
ピンクムーン
 
ですからね、もう希望なんか溶けちまったわけですよ。
それでも生きていれば、波風が立つわけで、それが収まれば
少しほっとして、それを良しとして生きるしかないわけです。

 

八重桜の魅力は、
幾重にも重なる花びらのひらひらと
それが房になって、風に揺れると囁くようにかさかさと音がする。
またその花色が 染井吉野よりはずっと濃いピンクで
ぼってりと、実に妖艶な姿であることだ。
夜空もそんな八重桜に埋め尽くされて、嬉しさ一入だろうと思う。
 
 
中には、天女の羽衣のように白に近い、淡い淡いピンク色のものもある。

 
こちらは、やや濃いピンク色だ。
むせ返るように美しい。
 


こちらのマンホールの蓋は桜模様だ。
 


今日の東京の最高気温は19度、最低気温は11度、曇りのち雨の予報です。


本日も当ブログにご来訪いただきまして有難うございました。