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2023年3月31日金曜日

今年の流行語


 

3月はあと数十分でおしまい。

今年も既に3ヶ月経ってしまった。

気が早いけれど、今年の流行語は「捏造」だな。 

 

 公開された総務省の行政文書の件、

それは放送の自由、私たちの知る権利を守る大事な問題だ。

今の日本のテレビ局は本来の行政監視の役目を放棄して、第二次安倍政権下から政権忖度が目に余る事態となっている。日本の報道の自由度ランキングは以前ブログでも示したけれど、70位台と先進国では考えられないような位置にある。

 

 立憲小西議員によって公開された総務省の行政文書は、官邸がテレビ局に圧力をかけている現状があからさまになった。

総務省は文書は捏造ではないときっぱりと言い、正確性は確認できないとウンコみないな言葉を付けている。

当時の担当大臣で、国会で実質的な放送法の解釈変更となる発言を公開された行政文書どおりに国会で答弁した高市大臣は、大臣にかかる文書4枚は捏造だと言い続けている。

高市大臣は、一枚には作成者が明記されているが、他は誰が作成したかもわからない、日付や配布先も明記されていないと言うのだ。

しかし、作成者がわからないと言う3枚は、担当局長が大臣室参事官から受けた電話の内容、担当局長が総理秘書官から電話で受けた内容、大臣レクに同席した担当局長がその内容を伝えたものだ。

担当局長は、電話やそのレクの場でメモは取ったであろう。常識的に考えて局長がそれをペーパーにはしないだろう。担当ラインの補佐か係長あたりに指示して局長のメモや局長から聞いた話をまとめるといった作業になるだろう。

もし内部で共有する情報に誤りがあれば、明日の仕事の方向性まで変わってしまう。国会答弁に向けて、的確な資料作りと答弁を作成しなければならないのだから。

その当時の業務に就く、作成者は総務省側ではわかっているはずだ。

総務省職員が槍玉に挙げられるのを防ぐためと言うよりは、高市大臣に口実を与えて、高市大臣に逃げ道を作っているのだろうと推測している。


テレビ放送は今や娯楽番組が占め、社会問題等は取り上げられなくなり、選挙前に選挙関連情報の報道は極端に少なくなった。
例えば、一昨日の国会で共産党穀田議員が、事実確認を求め返還請求すべきだと言う統一教会関連団体が運営する職業訓練校に日本のODA(政府開発援助)が行われ、それが岸田首相が外務大臣だった2014年から2015年に岸田外相関与の元で行われていることを問うているが、テレビ局はこれを報じない。
 薄れてきている統一教会の政治汚染、統一地方選挙前で、政権への忖度がなされているのだろうか。
 ODAの原資は国民の血税だ。世界に活動を広げ続けている統一教会、その関連団体への日本のODAによる支援は果たしてこれ一件だけなのだろうか?返還を求めないならば、今後も同様の案件に支援を続けると言うことだろうか?
テレビ局は、少なくとも国会でこの件が問われた事実を報じるべきだろう。


関連ブログ


 
 
 
 

2023年3月30日木曜日

牛男の写真

 

弥生も明日でおしまいです。

今宵は牛男さんが撮影した桜の風景です。



淡い桜色が空に溶け出しているような花曇りですね。











 
 
タコさんに伝えたいことがあります。
昨夜お蕎麦屋さんで、牛男さんは食事を終えていざ帰ろうとした時、テーブルと椅子の間に大きなお腹が挟まって出られなくなっしまったのです。
引っ張り出すのに、抵抗もあって大変でした。
タコさんはいつも同じ体型で羨ましいですよ。

 

明日金曜日の東京の最高気温は21度、最低気温は12度、晴れ時々曇りの予報です。

お忙しい年度末に当ブログにご来訪いただき有難うございました。

2023年3月29日水曜日

日本経済を立て直すことこそ最強の安全保障、山本太郎議員

 

 昨日過去最大となる114兆3812億円の令和5年度予算が成立した。

しかし、これに反対する野党の討論はテレビのいわゆるニュース番組で報じられることはなかった。それどころか、昨日はロシアが訓練と称して日本海を標的にミサイルを発射したにもかかわらず、首相のウクライナ訪問の成果で支持率も上昇などと予算成立と一緒に政府をヨイショ、岸田首相を讃えていた。

昨日の参院予算委員会で、れいわ新選組の山本太郎代表の反対討論がズバリ言い当ててくれていた。

先進国で唯一日本は30年間衰退した 。賃金だだ下がり、中央値で131万円下落、税の取り方を歪め、労働環境を破壊し民間活力をと国内の財を切り売り、日本国内には格差と貧困、諦めと絶望が広がりイノベーション、安定した生活、科学技術、夢や希望が奪われたところにコロナ災害と物価高。ここで失われた30年と取り戻すと、手厚く徹底した積極財政で、消費税の廃止、社会保険料の減免悪い物価高が収まるまで給付金、このような形で一人一人の可処分所得を増やし需要を喚起し社会にお金を回し腰の入った好景気を作る。それと並行して供給能力の強化を行う。これ以外に日本の経済再生はあり得ないと。

以下山本議員の弁を掻い摘んでお伝えすると、

困っているのは、低所得者、子育て世帯だけではない、酪農家の悲鳴、減反を迫られる農家、インボイスも含め、小規模中小事業者などもあげ、

酪農家については、食の安全保障の問題として海外からの輸入を優先によりミルクを捨てろ、牛を殺せ、国内の供給能力を潰し海外に媚びる。それによって廃業するしかない者、自ら命を絶った者、生乳廃棄や米の減反で生産者を淘汰するのではなく全量買取で供給能力を強化、これこそが日本を強くするのではと述べた。

 食料自給率が低い日本で、酪農家の廃業が急増している現状に支援を訴えているのは、れいわ新選組だけではない。共産党、立憲民主党も社民党も国会で強く訴えてきているが、これもテレビで報じられることはほとんどなかった。


 軍事費増額より、人々の暮らしを優先せよと言うのは、共産、社民も強く訴えているけれど、とりわけれいわ新選組が強調するのが、昨日の参院予算委員会の山本議員の質疑の冒頭だ。

これについても要約すると、

日本が、今だに保護観察的な立場に置かれているということ。

国連憲章の旧敵国条項があり、 旧敵国が不穏な動きをしたさいには、安保理の許可なく強制行動(武力行使など)ができる。つまり日本があやしい動きをすると、それを理由に攻撃ができるということを国連は許している。

敵国条項が死文化していない中で、軍事拡大はリスクを増大させると言うのだ。

そして山本議員は反対討論のおしまいで、以下のように述べた。

「戦争に巻き込まれても、ここにいる者は誰も戦場に行かない。口では勇ましいことを言いながら、実際は自分の権益を守る以外指一本動かさない者が安全保障を語り日本を草刈場にする。日本は植民地ですらない。欧米列強の金儲けと経団連の悲願、武器開発製造使用のためにスクラップされる、鉄砲玉。今政治に必要なのはイキった勇ましさではない。失われた30年で奪われた人々の経済的安定とものづくり大国の日本の復活、経済力こそ最大の安全保障、外交カード、売国棄民予算に反対、必ず自民党政権を打倒、人々のための積極財政を実現すると誓って終わります。」


日本で諦めと絶望にある方は、昨日の山本太郎議員の参院予算委員会での質疑と反対討論のYouTube動画を是非ともご視聴ください。
反対討論は動画のおしまい10分程度です。

こちらをクリック→山本太郎国会質疑

 



2023年3月28日火曜日

from Mrs.S子

Pacific Coast Highway

 

「私の一番好きな道」とS子さんから写真が届きました。

腐っている私を察してとっておきの一枚をくれたようです。

S子さんが長く住まうカリフォルニアの海岸線900キロメートルを走る一本の道がパシフィックコーストハイウエイで、とても有名なようです。
寄せる波を横目に車で走ったら気分爽快でしょうね。
驚くのはこの高速道路が1930年代に開通したと言うこと。
海岸線の美しさが日本のそれとは違いますね。
緑が草色で、濃い松林といったものはなく、黄色い土の山肌は、明るい海岸線です。

さてS子さんは、厄介な病の克服に努めるべく治験に参加していますが、順調に進んでいるのが何よりの知らせです。


from Mrs.S子シリーズ
 パソロブレス
ヨセミテ国立公園
横浜水信フルーツパーラー

2023年3月26日日曜日

今宵のお勧め


 3月もお終いに近づいてまいりました。お花屋さんには早くも紫陽花が並びました。

今宵のお勧めは、

Air RevolutionのYouTube動画です。

島田雅彦さん(作家) 白井聡さん(政治学者) ジョー横溝さん

の三人が古賀茂明さん(元経産官僚)と内山雄人さん(映画 妖怪の孫 監督)をゲストに迎え、今なお蔓延る不自由非民主的で空虚な安倍政治を徹底総括!

元安倍首相の実に巧みな「お友達」になる術も語られ、故安倍氏がどのようにしてテレビ局のトップを手中に治めたかがわかります。

YouTubeはこちら→今なお蔓延る不自由非民主的で空虚な安倍政治を徹底総括!

 

78ページに及ぶ総務省内部文書はこちら↓をクリックしてください。

総務省放送法解釈変更内部文書(政治的公平性に関する放送法解釈について)

 

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2023年3月25日土曜日

再審の扉開く 高瀬毅さんのずばり!真相動画のご視聴を

 

 長い間、袴田さん事件を追ってきたノンフィクション作家の高瀬毅さんが、YouTube動画で事件、裁判を振り返り、日本の再審制度の問題点も炙り出しています。48分程度のものですのでこの週末に是非ご視聴ください。

 この動画の後半では、日本の再審制度の問題について大崎事件の弁護団事務局長の鴨志田祐美弁護士が大変わかりやすく説明してくださっています。

高瀬毅のずばり!真相 無罪の扉ついに開く←YouTube動画はこちらをクリック




金曜日の夜


ぴちゃぴちゃと雨の夜が続く。

おもてが暖かいらしいと知っていても

冬着で夜に出て行く私。

連夜、蒸れている。

心は冬枯れだから、春の軽快な服装に変える気持ちになれないのか。

3月の今時分にけっこうな雪が降った昔があったから

上辺の春と疑いもある。

菓子一 春つづみ

 

上着をかけて、腰を下ろしたマックでは閉店時間を過ぎても

少しの猶予をくれそうな気配だった。

けれど、仕事をしていた研磨君は早々に立って行った。

私は、彼岸明けのお供えに苺を買に雨の中を行った。

初春の雨は意外にも私にはありがたいものだ。

杉花粉で免疫異常が著しくなり、過去には幾度か腎臓が炎症を起こしたり、一昨年は別の自己免疫疾患を発症させてしまった。

雨なら帰宅後に衣類を叩いたり、手提げを拭いたりすることもしないですむ。

今年は杉花粉の量が例年の10倍と言われているので、端から夜桜鑑賞は諦めている。 

菓子一 春つづみ

 

荷物をぶら下げてビルヂングに戻った。

最近、館内のBGMがクラシックから軽音楽に変わってしまったのが気に入らいでいる。

一番手前のベンチには研磨君が膝の上にパソコンをのせ、マスク越しに声を荒げて携帯に、「そこが曖昧いじゃ困るんですよ」と熱かった。マックではいつも声を抑えているのだな。

残るベンチは2人連れで埋まって、それぞれに会話を楽しんでいるふうだった。

私は、植え込みの淵に荷物を置いて、お邪魔虫のように手を高く上げては下ろし、大きな歩みでベンチの前を行っては戻り歩き続けました。

置地廣場 鉄瓶 アラレパープル

 

今日の東京の最高気温は14度、最低気温は10度、雨時々曇りの予報です。

やはり寒くなるようです。
皆様におかれましては良い週末をお過ごしください。



2023年3月24日金曜日

総理、日本はアメリカの植民地ですか?

 

総理、日本はアメリカの植民地ですか?

総理、北方領土は日本の領土ですか?

総理、北方領土が日本に帰ってこないその理由を教えてください。

れいわ新選組の山本太郎議員の質問は続いた。

安倍政権下で日露首脳交渉、27回重ねても何故領土が帰ってこないのですか?

山本議員、理由はシンプル日本がアメリカの植民地だからなんです。

(中略)プーチンがこだわる一つの文書がある。外務省が冷戦下1973年作成した機密文書(地位協定の考え方)
「返還後の北方領土には米軍の施設区域を設けないとの義務をソ連と約束することは日米地位協定上で問題がある。」

 米国が望めば日本のどこにでも米軍基地をつくることができる。その基地からの侵攻も阻止できない。(日本のどの区域や施設を米側が使用するかは、1960年に設置された日米合同委員会で決める。しかし、合同委員会はこれまで60年で1000回以上開催され、公開されている議事録は4件のみ。ブラックBOXだ。)

米国が間違った戦争を勧める時、日本はノーと言えるのか?

総理、イラク戦争は間違えだったと考えますか?

困るのですよ。そんなずれた感覚を持った人が総理大臣をやってもらっちゃ。

そんなずれた感覚を持った人たちがこの国を運営したら戦争に巻き込まれてしまうんですよ。

ハンス・ブリクス元国連監視検証査察委員長
イラクで700回に及ぶ査察を行った。国連安保理には大量破壊兵器は一切見つからなかったと報告
 
イギリスチルコット委員会 
7年に渡り検証、不完全な情報と分析に基づいたことは明らか。間違いだったと認める

イギリスブレア首相
イラク侵略は誤りだったと認め謝罪
 
アメリカブッシュ元大統領
最大の痛恨事はイラクに関する情報の誤りだった
 
アメリカオバマ元大統領
イラク戦争は誤った戦争
 
アメリカバイデン大統領
イラク戦争への賛成票は誤りであった
 
オランダ独立調査委員会
イラク戦争への参戦は国際法違反である
 
アナン国連事務総長
イラク戦争「我々の見地からも国連憲章上の見地からも違法」

山本議員「世界は認識改めているんですよ。」

「任せられない貴方には、退陣してください。」


 さて、岸田総理の答弁はいかに?岸田総理のイラク戦争の認識は?
YouTubeを是非ともご視聴ください。13分程度です。こちら→山本太郎の国会質問

国会の様子も、テレビのニュース、情報番組でもほとんど取り上げられなくなって久しくなります。公共放送と言われる局でも、このれいわ新選組の山本太郎議員のその前の共産党伊藤岳議員のところで放送を止めました。野党議員の質疑前に放送終了はいつものこと。夕方のニュースの時間となりました、とかお昼のニュースと今日の天気とかで。 これには視聴者から怒りが呟かれ続けています。昨日は突如深夜になって山本議員と伊藤議員の質疑を放映したそうですが。


 山本太郎議員に先立って質疑に立ったのは共産党の伊藤岳議員だった。
公開された総務省行政文書から明らかになってきた政府の放送局への介入について。
伊藤議員は、憲法21条表現の自由に基づき1950年制定された放送法立法時の法案概要として、網島毅電波管理長官当時は政府は放送番組に対する検閲 監督は一切行わない、政府と言えども番組の編集に対して干渉はできないと説明しているとし、
それを総理も認識しているか?と問い、放送法は先の大戦でラジオ放送を通じて大本営発表による虚偽の情報を元に国民が悲惨な戦争へとかき立てられていった痛烈な反省と思いが込められている、ここに放送法の原点があることを知っているか総理に問うた。

これについて、岸田首相は承知している旨の答弁であった。

ところが、政府による放送局への圧力、乱暴な介入が安倍政権下で行われた動きが明らかになったと追求したのだ。

2014年11月18日衆院解散直前のTBSのニュース23でのアベノミクスに対する4人の街頭インタビューについて 安倍首相が「インタビューの選び方がおかしい」と発言。その2日後

2014年11月20日自民党から在京テレビ局へ要請文書 ゲストの選定のあり方、インタビューが一方的な意見に偏らないように求める内容。

2014年11月26日テレビ朝日報道ステーションプロデューサーにも自民党から要請文書が届く。(当時の番組コメンテーター古賀氏による)

同日、2014年11月26日磯崎総理補佐官が初めて総務省に連絡する

2014年 11月28日磯崎氏と総務省の初めてのレク

2015年3月5日安倍首相へのレク

2016年5月6日磯崎総理補佐官「けしからん番組は取り締まるスタンスを示す必要がある」と発言

2015年5月 12日 参院総務委員会で自民党藤川議員の質問答弁で高市総務大臣当時は、政治的公平性は一つの事業者の全体を見て判断するとしていたものを、「一つの番組内で」と述べる。

2016年2月8日高市総務大臣当時が電波停止もあり得ると発言

自民党と官邸磯崎さんの動きがシンクロしている。自民党、官邸と総務省、放送局への働きかけが一致していると伊藤議員は指摘した。

この時から、選挙前の選挙報道番組の時間が大幅に縮小し、具体的にはNHKニュースウオッチ9は3時間が2時間に、テレ朝の報道ステーションは6時間の枠が3時間に減ったと述べた。

また、この度の総務省の行政文書には、2014年11月28日の磯崎首相補佐官の総務省への最初のレク以後の、磯崎氏の発言として、この件は俺と総理の2人で決める話だ。俺の顔を潰すようなことがあればただじゃすまないぞ、首が飛ぶぞ(2015年2月24日)と記されていることも指摘した。

伊藤議員の質疑もおよそ21分です。是非ともyoutubeをご視聴ください。

共産党 伊藤岳議員の国会質疑

 

 

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2023年3月23日木曜日

今夜の一枚


桜を撮るより先になりました。

 

明日の東京の最高気温は22度、最低気温は15度、曇り時々雨の予報です。


 

2023年3月22日水曜日

お彼岸


実にお彼岸らしい夢を見た。

タクシーに死人と同乗していた。
私は死んだ人とは思っていない。
 
大柄な運転手さんの背中が見えた。
その隣が空席だと気がついて、
「あっ、お母さんがいない」
 
母を置いて出発してしまったと焦る私。
すると同乗者が「お母さんは、先に行っているよ。向こうにいるよ。」
さっきまで母と一緒にいたのだから先に行ったと思えない私は、探しに戻ろうと思うところで夢は終わった。
 
母は向こうに逝ってしまっている。
目覚めて、いよいよお迎えかぁと思った。
難病を二つ抱えて、悪化するばかり。ついに診てくれる医者もいなくなって、「お迎えに来て」と嘆く毎日なのに、
お迎えが来た夢を見てがっくりしている、私。


今日の東京の最高気温は23度、最低気温は13度、晴れ時々曇りの予報です。

本日も当ブログにご来訪いただきまして有難うございました。



2023年3月21日火曜日

袴田さん57年無実を訴え、やっと開いた再審の扉


「やっていません」の袴田巌さんの声が57年もの長き歳月を経て昨日届いた。

弁護団の会見は、涙の会見となった。

検察が特別抗告を断念したのだ。

 

袴田巌さん、姉のひで子さんの死闘を支え、

袴田さんに、まさに着せられた濡れ衣を晴らすために力を尽くし続ける弁護団、支援者、日本ボクシング協会の皆様にも昨日は長年のご苦労が報われた思いであったことと存じます。

 

18日土曜日には、2014年に静岡地裁で再審決定と袴田さんの釈放を決めた村山浩昭元裁判長が、公の場で検察に特別抗告をするなと検察を牽制した。

 しかし、2007年の「無罪を主張した」と告白した当時の裁判官の熊本さん以外に、警察、検察、裁判所に袴田さんを犯人とすることに疑義を感ずる人はいなかったのだろうか。

 もしも、組織の面子やら沽券に関わるといったようなものなら、腐っている。
 

 
再審はこれから。
袴田さんは87歳、共に闘う姉の ひで子さんは90歳、
袴田さんは今だに死刑囚だ。
1日も早く無罪判決を願います。
 
 
事件をもっと詳しく知りたい方、支援したい方へ
 
 
 
 

2023年3月19日日曜日

袴田さん事件の1日も早い再審を求めます


 

 袴田さん再審決定の安堵も束の間、検察の特別抗告の動きが報じられた。特別抗告の期限は明日月曜に迫っている。

袴田さんが無実を訴え続けて50年以上の歳月が流れ、裁判のやり直しを求めて42年もの時が経っている。日本では検察による抗告が繰り返され再審が始まるまでの道のりがあまりにも遠く見えないのだ。

 事件が起きたのは1966年6月だ。 袴田さんが容疑者として逮捕されたのがその2ヶ月後。証拠となる衣類がみそタンクから見つかったのは1967年8月だ。

ここで当初、袴田さんはパジャマ姿で4人を殺害したとされていたが、みそタンクから見つかった5点の衣類が殺害時に着ていたものと検察は殺害時の着衣を変更している。

しかもその衣類のズボンが袴田さんの身体よりずっと小さく、着衣実験で袴田さんはズボンがつかえて上にあげることができなかったのだ。

しかし、1968年静岡地裁で死刑判決、1980年最高裁で死刑が確定した。

 また、この事件では一審静岡地裁の主任裁判官だった熊本典道さんが2007年に、当時袴田さんの無罪を主張したと告白したのだ。動機が不十分であること、逃走経路とされるの裏木戸は留め金がかかっていたことなど精査すればするほど疑念が残ったという。しかし、3人の裁判官の合議で自らの心情に反する死刑判決文を書いたと言うのだ。

 この度の第2次再審請求 の差し戻し審では、新証拠が開示された。弁護側の実験のみそタンクの犯行時着衣の1年間みそ漬けされた血痕の赤みは消失するとする結果を合理性があると認め、衣類に赤みが残っていた(新証拠の衣類の写真やネガ)と矛盾する。第三者がタンク内に隠匿した可能性が否定できない。(この第三者には捜査機関も含まれ、事実上捜査機関の者による可能性が極めて高いと思われる。)などと東京高裁は再審の判断を下した。

 事件の概要は、日本弁護士連合会の袴田事件を是非一読ください。

 熊本弁護士の告白内容は、刑事弁護oasis袴田事件で「無罪を主張した」裁判官熊本典道さんが逝去を一読ください。


 さて、15日のブログ袴田さん事件再審決定にコメントをいただきました。コメントを下さった方が、袴田事件という冤罪事件、48年も世界で最も長く拘置された人権侵害の問題などご承知かどうかはわかりません。

私は2014年の静岡地裁の再審決定の際に初めて調べました。それまで事件と死刑判決と冤罪の可能性が高いということだけが知識としてあるだけでした。

健康で夢中で働き続けていたら、私は突然弱い立場に追い込まれた1人の人間への思いがここまで深く沁み入らなかったに違いありません。

どうかよくはご存知ない方も、ご理解を深めていただきたく存じます。そして、48年もの長い拘禁により心を蝕まれてしまった袴田さんへの応援をお願いいたします。

検察の特別抗告の動きが報じられ、日本ボクシング協会、弁護団は検察庁に抗告を断念し、1日も早く再審を始めるよう申し入れを行ったそうです。

あまりご存知ない方にご覧いただきたい情報

日本弁護士連合会の袴田事件

 熊本弁護士の告白内容は、刑事弁護oasis袴田事件で「無罪を主張した」裁判官熊本典道さんが逝去

 

 

 

2023年3月18日土曜日

確定申告を終えて


  ぎゅうぎゅうと絞り取られた税金を、1円でも取り戻すべく医療費還付請求を毎年している。身体の具合と相談しながらようやく作業が終わった。幾ばくかのお金が戻ってくる。

難病は医療費がただだと思っている人が多いけれど、違う。
生活保護でも受けていない限り、2割の自己負担を負うのだ。
今年はやはり往復の通院のタクシー代値上がりが大きくのしかかった。
支出のベースにある医療費に加えて物価高騰と確定申告の作業を終えても、気持ちは晴れるどころか暗雲が垂れ込めている。
お財布に入れた千円札が溶けるように消えて行くことに驚き続けている。

そんな折の3月15日国会、
立憲の古賀千景議員が給食費の国からの補助を訴えた。
教員の現場経験を踏まえて、給食以外に満足に食事を摂れない子供、給食のない夏休み明けに痩せて登校する子供の現状。
そして、この物価高騰のあおりを受けて地元久留米市では小学校の給食代が500円値上がって4600円に、中学校の給食代が1000円値上がって5600円となる。高額だと思われませんか?と永岡文科大臣問うた。
 
月額5000円の負担は、家計にずしりと重い。私は大いに共感した。

が、永岡大臣はこれには答えず、学校給食の補助は国がその責任を負わないという答弁だった。
ここで問題にしたいのは、大臣をはじめとする国会の先生方がこの5千円の負担を負担として実感していないであろうことだ。

この度のガーシー議員の除名に伴い明らかになったガーシー氏にこれまでに支払われた歳費、ボーナスの支給額はおよそ2千万円だという。7月の初当選から7ヶ月半の期間での2千万円だ。
12ヶ月 で国会議員はいくらの歳費、ボーナスが支給されているのだろう、少なく見積もって3千万円か?
5千円の重さは全くわからないだろう、想像だにできないに違いない。

現に、先月岸田首相のトンチンカンな発言が話題を呼んだ。
2月6日の連合の芳野会長との会談で、芳野会長から「夏休みや冬休みは給食がなく、体重が減る子もいる」と言われると、
岸田首相は 、

「え、そんな子どもたちがいるんですか」と言ったそうだ。

この子供の貧困問題は、安倍政権時代から指摘され国会でも問題となってきている。勿論、岸田首相は、大臣として国会で聞いていたはずだ。

岸田首相は、首相就任後に「子供食堂」視察もしている。子供食堂は、民間のボランティアが見かねて食事が満足に摂れない子供達に食事を提供している場所でいわば子供たちの命綱だ。

それなのに。

日本の子供の貧困問題など岸田首相には眼中にないのだ。

日本の子供の貧困は親の貧困、つまり大人の貧困も眼中にないのだろう。

ひたすら、太平洋の向こうのどこぞのお国と、自民党岩盤支持層と、党内最大派閥だけ見てます、見てます、よく見てます!という感じ。

市井の人々はどこ?

 

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御用聞き岸田総理 

 

 

2023年3月17日金曜日

男子バレー藤井直伸選手逝去


 日本男子バレーボールが勢いを取り戻し蘇った。

世界でのメダルがすぐそこに見える位置に立っている。

再びの強い男子バレーへの期待に応えるべく力を尽くしたセッターの藤井選手が31歳の若さで亡くなったことを知って、残念で悲しくていられない。

バレーファンなら誰もが知る李博選手とのコンビ。藤井選手のトスを李博選手が決める息を飲む「速攻」は日本の武器だった。

 闘病は知っていたけれど、再びコートに帰って鮮やかなプレーでファンを沸かせてくれるものと思っていた。

今はまだお悔やみの言葉が綴れない。




2023年3月15日水曜日

袴田さん再審決定


 東京高裁が13日再審開始を認める決定を下し、私は深く安堵した。
かげながらの応援者である私は、それが精々の言葉だ。

袴田巌さんの実の姉のひで子さん、弁護団、ボクシング関係の方々、支援者は、「おめでとう」を発して労をねぎらいあっておられるだろう。

しかし、まだ袴田さんが無罪となったわけではない。

静岡県で一家4人強盗殺人事件が起きたのが1966年、袴田さんの死刑判決が最高裁で確定したのは1980年だ。

2014年静岡地裁が再審開始を認めてたが、検察が即時抗告した。そしてまさか、
2018年東京高裁が再審決定を取り消した。
2020年に最高裁が東京高裁に審理を差し戻し、
この度東京高裁が再審開始を認めるに至った。

再審の扉が開いたり閉ざされたり。

まさに死刑の影に翻弄されてきた袴田巌さん。

最初の再審開始決定から9年もの時が流れてしまった。 
ここで検察が特別抗告すればさらに時が流れる。

袴田さんは既に87歳、懸命に闘ってきた姉のひで子さんは90歳だ。

記憶に刻まれたひで子さんの言葉の一つに、
「巌がボクサーではなく、柔道家だったらこんなことにはならなかっただろう」という言葉があった。

この長い年月、裁判所に公正なジャッジを求め袴田さんを支援し続けるボクシング関係者の姿があった。2014年5月にWBCから贈られた名誉チャンピオンベルトを手にする袴田さんの映像が心に焼き付いている。


関連ブログ

袴田さん事件

今日の東京の最高気温は18度、最低気温は8度、晴れの予報です。
昨日、東京では2020年、21年に並んで史上最も早い桜の開花となりました。


2023年3月13日月曜日

原発処理水の海洋放出はいつまで?


間もなく、トリチウムを含む原発の処理水が

希釈されて海洋放出されるけれど、

いつまで放出されるのだろう?


今日の東京の最高気温は17度、最低気温は9度、曇り時々雨の予報です。

世の中わからないことが、うじゃうじゃ増えて行きますが、
今週も気を失わないように致しましょう。




2023年3月12日日曜日

3.11から12年


 昨朝11日に、ガクンと揺れる地震でどきっとした。
真っ先に原発を心配して震源地を調べた。
日本に住まう多くの人は、地震で揺れる度に原発を心配するだろう。

東日本大震災から12年、震災で亡くなった方は1万5900人、余儀なくされた避難生活の中でお亡くなりになった方など震災関連で亡くなった方は3789人(昨年度末時点)と報じられています。心よりご冥福をお祈りいたします。

今も3万1千人の方が避難されておられます。日々の暮らしで、震災が起きた日を忘れることはできず、大事な人を失った悲しみや故郷が変わり果ててしまったことに心を痛める日は続いていると思います。

 

アンダーコントロールと安倍元首相が言ったものの、

福島第一原発1号機は原子炉圧力容器を支える土台が損傷しており、震度6強の地震で原子炉が倒壊する恐れがあるとの指摘がある。

 停止中の原子炉も核燃料が存在するわけで冷却し続ける必要があり、地震大国日本で、原発の安全性は楽観論で拭えないのだ。

にも関わらず政府は、原発依存度を下げる方向にあったはずなのに、再び原発推進に舵を切ろうとしている。60年超の運転延長を可能にし、廃炉が決まった原発の建て替えも推し進めると言う。

東京新聞が報じた日本世論調査会による全国世論調査で、60年超の運転について支持しないが71%に及び、廃炉が決まった原発の建て替え開発、建設推進に反対は60%となっている。

こうした政府の原発の最大限活用の方針を評価しないは64%と、国民の賛同を得られていない状況だ。

 今も震度6強の地震が起きた場合、福島第一原発の1号機の原子炉倒壊の可能性についても指摘されている「3.11から12年。原発の中と外から脱原発を訴える」西谷文和の路上のラジオ YouTube動画を是非ご視聴ください。(↓下をクリック) 

鼎談 森重晴雄さん(原子核工学研究者、三菱重工在籍中に伊方原発3号機の建設に携わる、原子炉の耐震構造の専門家) 小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)聞き手西谷文和さん