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2023年3月11日土曜日

誰のため、何のための放送法か

 

  43兆円もの歴史的増額となる防衛費には多くの人が驚いただろうと思う。あるテレビ番組のMCがこの件について 防衛費は、その中身を明らかにすることは機密だから出来ないわけでしょうがないのだと言った。

小学生みたいな、そのセリフに私は落胆したけれど脚本家だから仕方なしと流した。
けれど、今はっとしている。
ゴールデンタイムに放映される報道もどき番組の視聴者は、その言葉を聞いて防衛費の中身がわからなくて当然だと思ったかもしれないのだ。
ニュース報道番組のキャスターはどうかと言えば、今や誰も彼もが政府広報のアナウンスをするだけのアナウンサーだ。
先の番組MCと同じで、増大する防衛費に苦言を呈し、疑問を投げるキャスターもいない。
マイナカードについても問題点、リスクは全く知らされていない。ひたすら推進のCMが流され、報道される。

 
 本来マスメディアは、物価高騰、社会保険料の負担増、賃金の減少と日々の暮らしに苦慮している市井の人々の目線で、政府、行政の施策に目を光らせるべきだろう。
ところがテレビ局、マスメディアはもはや政府、政権の方を向き、政権忖度が当たり前となってしまった。

 この度問題となっている放送法の解釈変更の経緯についての内部文書の件では、
総務省が公表したこの放送法解釈変更に至る経緯が明らかにされている行政文書 高市大臣レク結果 平成27年2月 13日(金)15:45〜16:00については、高市大臣がレク自体もなかった捏造だと8日に主張した。
この行政文書には出席者、配布先も明記され、出席者の発言内容が明らかにされている。(こちらをクリック→総務省放送法解釈変更内部文書
 結果的に実際には高市大臣が放送法解釈変更の国会答弁をしており、捏造発言は理解できない。またその意図を察して記すのも控えましょう。
 
 兎にも角にも、私たちの代弁者であり、私たちのために確かな情報を届け、私たちを守る側にテレビ局が立ち位置を戻してくれるかどうか。 
 
この週末は、お忙しいと存じますが皆様に以下の動画YouTubeの視聴をお勧めします。
 
「放送法は誰のためにあるのか」はChoose Life Projectの制作で 出演者は今回行政文書を公表した小西参議院議員、ジャーナリストの金平茂紀氏、哲学研究者の永井玲衣氏です。

ポリタス はこの問題で青木理さんと語っています。ポリタス は来週月曜日の19時までは無料で視聴できます。
以下をクリックして下さい。
 
 

 

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