3月はあと数十分でおしまい。
今年も既に3ヶ月経ってしまった。
気が早いけれど、今年の流行語は「捏造」だな。
公開された総務省の行政文書の件、
それは放送の自由、私たちの知る権利を守る大事な問題だ。
今の日本のテレビ局は本来の行政監視の役目を放棄して、第二次安倍政権下から政権忖度が目に余る事態となっている。日本の報道の自由度ランキングは以前ブログでも示したけれど、70位台と先進国では考えられないような位置にある。
立憲小西議員によって公開された総務省の行政文書は、官邸がテレビ局に圧力をかけている現状があからさまになった。
総務省は文書は捏造ではないときっぱりと言い、正確性は確認できないとウンコみないな言葉を付けている。
当時の担当大臣で、国会で実質的な放送法の解釈変更となる発言を公開された行政文書どおりに国会で答弁した高市大臣は、大臣にかかる文書4枚は捏造だと言い続けている。
高市大臣は、一枚には作成者が明記されているが、他は誰が作成したかもわからない、日付や配布先も明記されていないと言うのだ。
しかし、作成者がわからないと言う3枚は、担当局長が大臣室参事官から受けた電話の内容、担当局長が総理秘書官から電話で受けた内容、大臣レクに同席した担当局長がその内容を伝えたものだ。
担当局長は、電話やそのレクの場でメモは取ったであろう。常識的に考えて局長がそれをペーパーにはしないだろう。担当ラインの補佐か係長あたりに指示して局長のメモや局長から聞いた話をまとめるといった作業になるだろう。
もし内部で共有する情報に誤りがあれば、明日の仕事の方向性まで変わってしまう。国会答弁に向けて、的確な資料作りと答弁を作成しなければならないのだから。
その当時の業務に就く、作成者は総務省側ではわかっているはずだ。
総務省職員が槍玉に挙げられるのを防ぐためと言うよりは、高市大臣に口実を与えて、高市大臣に逃げ道を作っているのだろうと推測している。
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