「旧統一教会との関係を断つ」は、岸田総理の独り言だったのか。
昨日のTBS報道特集は衝撃的だった。
見逃した方は見逃し配信で是非ともご覧ください。
この5月末に都内で新しい憲法を制定する推進大会が開催されていた。この大会は、自民党中心で 超党派で結成されている新憲法制定議員同盟が主催だ。なんとその大会の設営に駆り出されたのが旧統一教会関連団体の信者たちだったと言うのだ。その数わかっている限りで50名。
大会当日、議員達を席に案内する者や、岸田総理のマイクを設置する者もいる。教団幹部らが、会場の最前列に着席する姿もあった。
最初の挨拶は、新憲法制定議員同盟の名誉会長であった故安倍元首相をしのび、名誉顧問の麻生自民党副総裁がビデオメッセージ、そして岸田総理が挨拶に登壇した。
参加議員で明らかになったのは、旧統一教会の名称変更に関わったのではと言われる下村博文議員、自らのHPに自民党はLGBT法は前に進めないと記している古屋圭司議員、LGBT与党法案を説明した新藤義孝議員、旧統一教会を「脱会」したと言われている井上義行議員、中谷元議員など自民党議員のほか、公明党副代表の北側一雄議員、維新の会代表の馬場伸幸議員、国民民主党代表の玉木雄一郎議員も出席していた。大会の事務局長は教団と関係が深い自民党の柳本卓治元議員だ。
番組が調べた限り少なくとも過去4年の開催でも教団信者らに手伝いの動員がかけられていることがわかった。
主催者である新憲法制定議員同盟と教団との関係は岸信介元首相が創設した前身の自主憲法期成議員同盟設立(1955年)に遡る。それは、文鮮明氏が設立した勝共連合と二人三脚で自主憲法の主張を柱に活動してきた痕跡がある。
そして2017年総選挙後に勝共連合が強く求めたのが、「集団的自衛権」と「家族守護」だった。勝共連合の機関紙思想新聞に大きく掲載されている。
また番組では、自民党、総理に40年に渡り数々の政策提言を 行ってきたという大脇準一郎氏にインタビューを行っている。
大脇氏こそが、早稲田大学時代に原理研を創設した人物なのだ。
大脇氏は、(総理への)数々の政策提言が受け入れられたという。
教育や教科書問題、偏向問題を提言するとすぐに通ったと言った。
『自民党と新内閣への提言』では、防衛費の1%枠の撤廃も提言。中曽根首相はその4年後の1984年に防衛費の対GNP比1%枠の撤廃を表明した。
大脇氏が文鮮明に報告した文書には、中曽根首相に変わってから、自民党本部より官邸に出入りする機会が増え、随時我々が出す政策提言レポートに対しては、中曽根首相も全て目を通しているとのことでしたと記されていると。
番組を視聴して、やはりという思いと大きな落胆。
TBSの報道特集は外圧に負けずよく報道してくれたと思いました。
皆様も見逃し配信でどうぞご視聴ください。
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