主語は書かない。汚染水とも書かない。
書けばこのブログが削除される可能性があるからだ。
つい数日前に友人2人にこっそりと聞いてみた。
近く放出されるという福島第一原発のトリチウム等を含む処理水について気にならないか。
すると、どちらも「気になるよ。嫌だよ。みんなそうだと思うよ」と。
2日前の共同通信世論調査でも、海洋放出に関する政府の説明を不十分とする人が80.3%に上っている。
これまで私はこの件についてブログで触れることは極力控えてきた。風評被害につながってはいけないからという思いだ。東京で電気を使っておきながら、どの口が言うんだ、この水飲めや!と責められても仕方ない話なのだ。
しかし、ALPSで処理してもトリチウム以外にも核種が 除去されず放出されると知った。東電も資料で公表していると烏賀陽弘道さんのYouTube動画でそのことが語られたのだ。烏賀陽さんは、固形化についても既に実績があると紹介している。
トリチウムの除去については開発に成功した企業があることは、れいわ新選組の山本代表が、なぜ開発された装置のテストをしないのか、海洋放出ありきで後戻りできないからか、と強く訴えていた。
現在、トリチウムを除去できる装置を開発したという企業は、国内外に複数あるそうですが、経産省がテストに応じないということのようです。
先に言及した、トリチウム以外に除去されない放射性物質は規制基準値以下だということだけれど、セシウム137やセシウム135、ストロンチウム90、ヨウ素131やヨウ素129など。それ以外にも検査対象としていない放射性物質もあるそうだ。
基準値以下だと言っても、元々海にそんな物質は存在しないわけだから海が汚れると言っていいだろう。他国の原発からも流れていると言うが、溶け落ちた燃料デブリに直接触れた物質ではないのだ。
しかも、放出の終わりが見えない。30年とか言われているけれど、タンクに溜まった汚染水の他に、880トンと推計される燃料デブリの量で、試験的なロボットアームが取り出したのは、ほんの数グラムだという。 冷やし続けるために水はどんどん増えて行くのだ。
海洋放出以外の策に国と東電は力を注いでくれないだろうか。
今夜は、原子炉工学専門の工学者で元京都大学原子炉実験所の助教の小出裕章さんのYouTube動画をご視聴ください。
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今日の東京の最高気温は38度、最低気温は29度、晴れ時々曇りの予報です。
コロナも相当流行っているようなので、暑さとコロナ感染共に気をつけてまいりましょう。
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