袴田さんに拷問を続けているのよなもの。
検察は袴田さんの再審公判で有罪立証することを明らかにしたのだ。
袴田さんは4人を殺害したとして逮捕された1966年 、暑い8月に水も与えられず休みなく、長い日は16時間50分取り調べられ、棍棒で殴られた。意識を失った袴田さんが、汗臭い布団の上で意識を取り戻した時には、手や足にピンで刺された痕があったという。
袴田さんに裁判で死刑が確定したのは1980年、世界で最も長い48年もの間拘置所で拘束された。無罪を訴え続ける袴田さんは今も拘禁症状から解かれていないのだ。
この度の検察の主張の核は、またもや味噌タンクから発見された衣類の血痕の色だ。赤みが残ると主張するという。
味噌タンクから発見されたという証拠衣類の血痕の色については、やっと開示された新証拠を元に差し戻し審で2年以上もの時間を費やして、実験の上、1年間味噌に漬けられた血痕は赤みが消失されることが、裁判官も確認して認められたのだ。
今回それをまた蒸し返すというもの。
そもそも証拠とされる血痕の付着した衣類は、袴田さんの身体のサイズに合わないズボンだった。通常、ズボンの下に履く下着の方がズボンより血痕が多く付着していた。
そもそも、検察は当初犯行時は袴田さんはパジャマを着ていたとしていた。
3月に再審を決定した東京高裁は、衣類について捏造の可能性も記した。
この度、検察は、血痕に赤みが残ると立証するのに7名の共同鑑定人による鑑定書を提出しているという。これについて、弁護団は、7人も署名活動ではあるまいし、見たことも聞いたこともないと会見で発言した。
赤みについては、血痕は時間経過を経ない場合は赤いわけで、それが有罪根拠となるのか。
そして、検察がやってきたことと矛盾している内容の自白調書は使われないという。
弁護団会見の20分程度のYouTube動画を是非ご視聴ください。
審理の長期化が懸念されます。87歳の袴田さん本人に代わって闘い続ける姉のひで子さんも90歳。
1日も早く再審無罪が確定することを願ってやみません。
ご理解と拡散をお願いします。
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