夜の8時を回っての二の酉は、屋台は大盛況なれど、熊手は多くが売れてしまっていた。
小春日和で勤労感謝の日の祝日とあれば、日中に多くの人が押し寄せたのだろう。
ヘルパーさんにノーを言えるはずもない。勤労感謝の日にお世話になるのだから。しかも首相給与が46万円増額、閣僚給与が32万増額は、先週極めて速やかに決まった。この国家公務員特別職の給与増額は、今年度分と言うから直ちに増額されると言うのに、一方の慢性的人手不足の介護職の給与は月々6千円の賃上げが来年2月から、年間で7万2千円なのだ。この落差の大きいこと。しかもお世話になっているヘルパーさんは、週休1日、夏休みなし正月休みなしの非正規だ。基準は最低賃金となるのだろう。最賃はやっと千円を超えて東京では1113円だ。
介護保険料を支払う側の負担も実に大きい。
先ごろリタイアした牛男さんが、月ごとに納める介護保険料が9000円近いことに、私は窒息しそうになった。介護保険料を払えは、ご飯が食べられないと言うのは、リアルな話だ。
と言うことで、最初の写真は今年初めて見た1億円札が飾られた熊手。岸田首相より、経団連の会長より、熊手作者の方が国民の生活をよくわかっているじゃないか。岸田首相は、軍拡に、海外に、大阪万博に、ジャンジャンお金を使い、経団連の会長は消費増税、消費増税とせっつくばかり。どっちも鬼だ。
屋台の始めは広島風お好み焼きの写真から。広島風と言うのは東京生まれの東京育ちの岸田首相と同じだな。
いか焼きの屋台は既に売り切れ。
今年初めてお目見えのチュロス。
こちらは、屋台に連れてこられたわんちゃん。賑やかな屋台よりも、路上の匂いが気になるもよう。
美しいお多福さんを眺めて、心を休める。
七福神が乗った宝船に同乗した気分になってみる。
エンゲル係数がぐっと上がっている今年は、つい俵に目が行ってしまう。
大願成就!大願じゃなくてもいいのよ、小願でもと言う意欲乏しき昨今。
コロナ禍では消えた路地裏の座れる屋台もかつてのように復活。
宮崎名物もちもち肉巻きも初出店か?
屋台の定番は、焼きそば、お好み焼き、たこ焼き、大判焼き、いか焼きでしょうかね。
ケバブは削がれて、削がれて、既に細くなっていました。
屋台甘味の定番は、大判焼き、りんご飴、あんず飴、そしてチョコバナナでしょうかね。昔はべっこう飴の美しい細工飴などありましたけれど、なくなってしまいましたね。
さて、今年は二の酉まで。熊手を買うなら、今夜だけ。終盤に出かけて、お手頃価格のものが手に入るかどうか。断念覚悟で向かった、岡庭さん。
やはりの例年の升のものは完売。最も小さいものは、牛男さんが首を縦に振らなかった。
そして、我が家としてはいまだかつてない大きな熊手を購入することに。
商売をやっているわけでもないのに、YouTubeデビューするわけでもないのに大きな熊手。
後悔だけが押し寄せてきて、帰途冷たくなった空気を切って、どこまでも熊手を高く掲げて歩きました。
こちらは、サービスでいただいた小さな熊手。
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