裏金で46万円のいちごを購入したと14日の政倫審で弁明したのは、自民裏金壺議員の上野通子参院議員だ。
そもそも、昨年3月に73人の裏金議員について政倫審への出席が国会で議決されながら、誰が出るものかと蹴散らすように出席にノーを突きつけていた。
しおらしく、一昨日の政倫審に臨んだ上野通子氏もその1人だ。
一変して、しおしおと政倫審に出てきた理由は、先の衆院選で、政倫審の出席を自民党の公認の基準としたからに違いない。先の選挙では非公認候補者にも選挙資金の2千万円が支給されていたが、それを赤旗にスクープされそれが世間に広がると非難の声が高まり、自民党は選挙で大きな痛手を負った。次回からは、選挙資金2千万円が支給されないと踏んだに違いない。
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政倫審出る出る!! |
さて、上野通子議員の裏金金額は一応318万円となっているが、それを東京の事務所の机の引き出しの中で管理していたという。
何に使ったかについて問うた共産党山下芳生議員に、「できるだけおもてに出したくないものに(裏金を)使った」と答え、その中に「46万円のいちご」があることを認めた。
政治資金規正法に逸脱した自民党の組織的犯罪である裏金づくりについては、「幹部の世耕弘成元参院幹事長、山本順三元参院議員副会長に尋ねたがわからなかった。」に留まった。
さて、46万円のいちごとは、どのようないちごだろう?
尋ねた山下芳生議員に、「2パックで4000円から5000円」のものを、「議員の先生や皆様方に配っていたと思う」と上野議員。
上野議員の選挙区はいちごの産地栃木県だ。地元のいちご農家から、46万円のいちごを購入し、地元の人たち、議員に配ったと言うこと??
配布先は配布リストでも出てこなければ、公選法違反は問えないだろうから、この点は置いておくとして、政倫審では迷子の子猫が犬のお巡りさんに尋ねられたように、不記載という違法行為を誰の指示と了解で始めたかはさっぱりわからない猫並みの弁明だった。
単に、「私は政倫審に出ました」と言う自民党公認を得るだけのもの。
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政倫審に出ただけで公認確定!の自民党 |
『上野』といえば、栃木の名家だ。上野通子議員も、上野家の経営する学校法人で教諭を務めていた。政治資金規正法違反を犯し、せっせと裏金づくりをし、壺議員でもある人物が、一体子供達にどんな教育をしていたのだろう。
そして、政治家になった理由、さらにこの期に及んでまだ政治家を続けたい、次の参院選(上野氏は28年改選)でも勝ちたい理由はなんだろう。
上野先生には、自宅で一粒1万円のいちごでも食べて、ひっくりかえっていて欲しいものだ。
真に国民のために働く議員の議席が増えることを切に祈る46万円のいちご政倫審でした。
共産党山下芳生議員
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