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2024年1月13日土曜日

Dr.Sのこの一枚 少林山達磨寺

少林山達磨寺


新春、Dr.S氏から「かかあ天下と空っ風」、「赤城おろし」で知られる群馬県の高崎市にある少林山達磨寺の写真を送っていただきました。

冷たさが伝わる冴えた青い空に、真っ赤な達磨がとても綺麗に映っています。

少林山達磨寺

 赤城山は前橋市ですが、その麓、南に位置するのが高崎市ですので、まさに乾燥した冷たい空っ風が下りてくる場所。大陸のシベリア高気圧から日本列島に吹いてきた風が群馬、新潟の山岳地帯にぶつかって日本海側には雪を降らせ、山を上昇する風は温度が下がり、山を降りる時に乾燥した風を吹き下ろす。それが、赤城おろし、空っ風と中学生の時に習いました。

少林山達磨寺

 少林山達磨寺の歴史は、こちらの写真に。

1680年ごろに一了居士(いちりょうこじ)が霊木で達磨大使像を彫り御堂に祀ったのが始まり。中国から渡来した禅僧東皐心越(とうこうしんえつ)が開山、その弟子の天湫和尚(てんしゅうおしょう)が1697年に少林寺達磨寺を開創とあります。

少林山達磨寺

 1月2日は大勢の参拝客ですね。
達磨寺は電車では、JR信越本線 群馬八幡駅から徒歩20分。
納められた達磨が溢れんばかりです。
 
少林山達磨寺

 この達磨は縁起達磨と言われるもので、200年ほど前に浅間山の大噴火などの天変地異が多く起こり、大飢饉となった折、9代目の東嶽和尚(とうがくおしょう)が農民救済のために、心越(しんえつ)禅師が描いた一筆達磨坐禅像をもとに木型を彫り、張子の達磨の作り方を伝授したのが始まりだそうです。
 
少林山達磨寺
 
縁起達磨は、眉が鶴が向かい合うように描かれ、鼻から口髭は亀、顔の両側には家内安全、商売繁盛の文字が記され、お腹には大きく福入りと書かれているのだと。最初の写真にそうとわかります。
上毛かるたの「え」は、「縁起達磨の少林山」だそうです。

少林山達磨寺


真っ赤な達磨を拝見して、なんだか元気をもらいました。
この度も貴重な写真をありがとうございました。
S先生におかれましては、商売繁盛を祈るわけにはまいりませんが、
ご参拝で通う患者様のご回復とご家族様のご健康が叶うことでしょう。
今年もよろしくお願いします。
 
 
Dr.Sシリーズ



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