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2024年1月14日日曜日

地震救援、初動の遅さという不可解 内田樹さん デモクラシータイムス

奥能登揚げ釜式塩田の塩入り 置地廣場 


自衛隊の出動は小出し、
精鋭部隊第1空挺団は訓練を優先、
志賀原発は当初異常なしと伝えられていたが、
後に外部電源を一部使えなくなっていた。
ボランティア、メディア、ジャーナリスト、国会議員の現地入りも制する。

昨日13日午後2時の時点で、孤立状態にある人が少なくとも793人、亡くなった人が220人。

地震規模、被害から今回は大災害であるにもかかわらず、マスメディア、とりわけテレビが震災の話題をあまり取り上げないことに違和感を覚える。2週間経ても孤立者が少なくとも800人近くもいて、何の支援も救助もされないまま。
どうもこの度の震災を矮小化しようとしている気がしてならない。
 
そんなモヤモヤの中で、デモクラシータイムスの配信で、合点した。
内田樹さん、池田香代子さんの1時間弱のYouTube動画です。是非ともご視聴ください。
【 内田樹の論談風発6】
↑こちらをクリック
 
 まず内田樹さんは、政府の初動の遅さについて、単なるネグレクトなのか意図的なものか。
無能で初動が遅れた、隠蔽したいこともあるの両方だろうと言う。
活断層が多数あることがわかれば、政府の原子力政策が非難されるし、大災害であることがわかれば大阪万博などやっていられない。マンパワーも資材もこちらに向けろと言われるので、被害はなるべく見せない。実情を一般国民に明かさないようにしている。
初動の遅れ、小出し作戦で、被害がどんどん大きくなっていると言う実態ではないかと。
 
◆日本は地震国、マグニチュード2以上の地震の60%は日本列島の近辺で起きている。世界と同じ安全基準、防災基準ではダメ。日本は世界基準より遥かに高いレベルでなければならない。
 
◆どんなに大きな地震が起きても、住民の救援体制ができるようにしておくべきなのだが。日本の防災基準や救援システムが世界標準を超えているように思えない。 

◆能登半島の突端に原発、(そして一帯が)原発銀座。何故あんな危険なところに原発を並べるのか。
◆志賀原発に関して、ほとんどニュースがない。情報が極めて少ない。 
◆今回の震源地の珠洲市の原発設置に一生懸命反対した市民は日本のヒーローだ。もし珠洲に原発があったら日本は壊滅していた。
◆東京都のハイパーレスキュー隊は出動までに2日間待たされた。政府の命令がなかった。
◆被害を矮小化させる小さく見せることについては合意形成があったであろう。
◆最初に1000人の自衛隊員投入、対して熊本の震災では最初に1万人投入。
これについて、岸田首相は「熊本は1万人超の部隊があった。今回は大規模部隊がなかった。単に人数だけを比較するのは適当ではない。」と答えた。
近くに大きな部隊がない時には、首相と防衛大臣がどうすべきか決めるべき。
◆国民の命が失われていくのを意図的に傍観した。
◆第1空挺団の訓練を予定どおり行ったのは、震災は震災、国防は国防と言うこと。国防は関係ないのだと言うこと。
◆国防の国は、国民を守ることのはず。
◆SNSがあるので情報を隠すことは無理。被災者も発信できる。
◆羽田の事故について、管制官の数2004年に4961人、2023年には4134人。800人以上減っている。飛行機(発着陸)の数は4631機から6953機(一番最多、コロナ期間を除く)一人の管制官が扱う数は1.8倍に。
石川県山中塗 置地廣場


 最後にもう一度、ご視聴のお勧めです。
【 内田樹の論談風発6】
↑こちらをクリック
 
学園紛争を非難する友人へ
おしまいの方で、内田さんは学園紛争の時代、学生や政治に自由があった時代に国力がついて経済が成長したとおっしゃっています。聞いてね。


政権交代を実現させましょう。



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