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2024年1月4日木曜日

能登半島地震被災から考える

輪島塗

 元旦の夕刻にマグニチュード7.6の大地震が起きた石川県能登地方では、今尚地震が継続する中、懸命な救出活動が続いている。

 残念ながら3日午後6時の時点で73人の死亡者が確認されたという。72時間の壁の中、ご家族や近しい人の救出に祈る思いでおられる方々も多数おられると思います。
1人でも多くの方が救出されることを祈っています。
被災者からは、水や食料と共にトイレが足りない声が多数上がっている。
また、避難所での女性や子供への暴力への注意喚起が盛んに呼びかけられている。これまでの被災地の避難所では、被害が多々あったそうだ。なるほど、新聞の写真を見ると今回も何の間仕切りもなく、いわゆる雑魚寝状態だ。

寒さ、水不足、トイレ不足と苦難の避難所生活で性暴力から身を守るために注意を払うのは大変なストレスだ。

能登半島では、3年前から弱い地震が頻繁に起き、時には震度6の地震もあったと記憶している。地震の備えのために避難所の備蓄や環境整備に予算をつけられなかったのか。
これは石川県に限らず、他府県も同様かもしれない。

ある方のXに第2次安倍政権以来防災予算が削減し続けられているという指摘があり調べてみた。確かに、民主党政権最後の年から削減が続いて半分にまで落ち込んでいる。災害対策に重きを置いていないことがわかる。同時に大災害のためと言うのが、緊急事態条項創設の方便であることもよくわかる。

戦争に備えてミサイルを買い込むより、簡易トイレや避難所の間仕切りを備えるなど地震大国である現実を見た災害対策がまずは大事ではないか。

 

この度、震源にある志賀原発は異常なしと最初に伝えられたが、この発表を信じる人は流石に少なかったであろう。 政府にも電力会社にももはや信頼がおけないのだ。

停止中であった志賀原発については従来から活断層の上にあると指摘されてきたが、昨年11月には経団連会長の十倉氏は一刻も早く再稼働させるべきと要請していた。

話は戻って、当初異常なしと伝えれた志賀原発は時間経過とともに、実はとばかりに核燃料貯蔵プールの水が溢れ、冷却装置が40分も止まり、1号機2号機の変圧器の配管が破損し、7100リットルの油が漏れ出し、電源確保に別系統に変えたと報道された。そしてまだ、明かされないこと、明らかにならないことがあるのではないか。

今回揺れが大きかった福井県の美浜原発、高浜原発では47年以上の老朽原発が稼働中だ。昨年GX法案が国会で可決され、70年以上(除外期間10年分延びる)の原発を稼働させることが認められ、かつ規定が原子力規制委員会の原子炉等規制法から電気事業法の規定と変わり、中立性が担保されるべきが電気事業者側に優位な法律となったのだ。

福島第一原発事故にみるとおり、大地震で原発事故が起きても誰も責任は負わない。この志賀原発再稼働を急かせる経団連十倉会長が責任を取るはずもない。


今回自衛隊が現地入りしたのは、震災の翌日です。自衛隊は出動体制は整っていたでしょうが、何故遅かったのでしょうか。 今日は原口一博代議士のYouTube動画3本を是非ともご視聴ください。全て20分程度です。拡散もお願いします。

レッドサラマンダーとスフィア基準。国民の命と健康を守ることが他の何ものにも優先する。 ←こちらをクリック

災害時の嘘の流布は厳に慎むべき!ただそれを裏金問題をはじめ嘘、違法を繰り返し逮捕者まで出している政権が言う皮肉。 ←こちらをクリック

万博もオスプレイ基地建設も中止して災害対応に振り向けるべき。←こちらをクリック



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