明日16日に袴田さん事件の再審公判の第6回が予定されている。
この折、袴田さんの冤罪事件に力を尽くして35年になろうか、西嶋勝彦弁護団長が1月7日にお亡くなりになったことが報じられた。 82歳だったそうだ。
14日の東京新聞では、西嶋弁護士について冤罪と戦い続けた「真の人権派」と記している。
今年の年賀状には、「袴田巌さんをもうすぐ死刑台から取り戻す。なんと半世紀かかった」と記し、
「春が来る 袴田姉弟 雪冤だ」
「小春日に 駿河路通い 車椅子」 の二つの句を詠んでいたことが記事になっている。
東京新聞1月14日 |
無罪を訴えて57年の時を費やして、昨年3月13日ようやく再審が認められた袴田巌さんが87歳。検察は、再審での有罪立証を行うとして、再審公判が続いていた。心身が弱る袴田さんに代わりに姉のひで子さん90歳が法廷に立っている。
袴田さん、姉のひで子さんのお2人が真の自由に歓喜する姿を西嶋弁護士は見たかったに違いなく、その無念を思うと言葉にならない。
ご冥福をお祈り致します。
昨年12月20日の再審公判第5回の記者会見で西嶋弁護士は冒頭と、おしまいの記者質問にご意見を述べておられます。
12月20日の再審公判第5回の記者会見←こちらをクリック
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