「異物を拒むかのように荒れ出した海に、作業船から容赦なく石材が投げられた。」11日の沖縄タイムスの書き出しだ。
「湾にはハマサンゴなど貴重なサンゴの群生がある。」と綴られている。
潰れて行くサンゴを思うと胸が締め付けられる。
ちなみに同記事のタイトルは「やめてー、やめてー」市民が絶叫 不意打ちの大浦湾着工に怒り海上で辺野古新基地建設に必死の抗議、だ。
政府は、10日新基地建設のため辺野古の大浦湾の埋め立て工事を始めた。
世界で前例のない軟弱地盤の改良工事が完成したとして、米国に引き渡されるのは2036年だという。
果たしてその時、米国は辺野古新基地を必要とする軍事政策をとっているだろうか。
政府は危険な普天間返還のためを理由にしているが、普天間が返還されるかどうかも定かではないのに。辺野古の滑走路の長さが1800メートルに対して、普天間は2800メートルだ。米軍幹部は普天間の方が良いと言っているのだ。
起こり得る地震に対して慎重になれば、マヨネーズ地盤の改良への資金投入は計り知れない額になろう。当初予算は3500億円であったが、9300億円に変更され、既に4000億円が投入されて、埋め立ての進捗は14%だ。完成させるには最低でも3兆円と目算できる。ここからどれだけ膨らむのだろう。
地盤調査も果たして適正であったのか。検討委員への受注業者からの寄付など疑問が残る。
こうしたことを踏まえながら、司法も「代執行」を認める判決を下し、地方自治体の権利を無視した。
沖縄県民の辺野古新基地反対は、住民投票や選挙で明確に示されている。政府は真剣に米国と協議する機会すら作らないできているのだ。
政権交代を実現させましょう。
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