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父親 |
数十年前に型取りをしていたものを、今年仕上げたかったと下倉先生。
昨夜、中学時代の恩師である下倉節子先生の彫刻展に出かけてきました。
少し憂いのある表情の正面。
遠くを見る眼差しと、緩んだ唇に優しさが滲む横顔。
立体である彫刻は、人間が持つ多面性を様々な角度から伺い知ることができるのだと改めてその魅力に感じ入りました。
目元、高い鼻が先生と同じ。
お作品の温もりに既に他界されているお父様への先生の思いも伝わって、じんわりとした想いに浸ることができました。
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追憶 |
こちらのテラコッタは、壁にかけられていましたが、立体。
足したり、削ったりのテラコッタならではの微妙な肌の起伏がリアルでもあり、思わず指で触れたくなるような美しさがあります。
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立・流 |
しなやかな肢体に思わずため息が漏れる綺麗な裸婦像。
伸びやかな立像は以前ご紹介しましたが、
緩やかな立像は今回の新作。
まさに美の共演。
直と柔の対比を味わうことができます。
表情、肢体にかよう力の弱さ、強さに人物彫刻の魅力を味わうことができました。
彫刻13人展は日曜日まで。新橋駅から徒歩3分の銀座アートホールで開催されていますので皆様も是非ご鑑賞ください。11時から18時30分まで(最終日の日曜日は16時まで)
これまでの下倉節子先生お作品は以下の赤字をクリックしてください。
2020彫刻10人展から 2020年3月
2019彫刻10人展 2019年3月
2017年下倉節子先生彫刻展(再掲) 2019年3月
2017年下倉節子先生彫刻展(再掲)2 2019年3月
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