立 |
のびやかな肢体に感服しました。
長くのびた脚、のびやかな腕、すっとした姿勢に魅せられたのです。
力が感じられるのは首、そして表情はどこか吹っ切れたようで視線は明日に注がれている。
厳冬と蔓延するコロナウイルスで鬱々とした時間が止まりました。
この度は、中学校時代の恩師下倉節子先生が、大事なお作品の写真を送ってくださいました。
実は今、銀座アートホールで「2022彫刻9人展」が開催されています。
コロナ禍にあって、案内を控えているとのことです。
2022彫刻9人展は、2月7日から2月13日(日曜日)まで新橋駅徒歩3分のコリドー街銀座アートホールで開催されています。
酔芙蓉 |
お作品のタイトル酔芙蓉は、夏から秋にかけて咲く花で、花色を変えながら1日で散ると言われています。芙蓉の花はわりと大きく、白やピンクと華やかな色ですが花びらは薄く、強く触れるとちぎれそうになります。
しっとりと美しく畳まれた肢体に、どこか儚げな感じが漂うのは
まさに夏の終わりの酔芙蓉のようです。
秋 |
こちらの「秋」は彫像の魅力である重さが、少しの気怠い感じとして伝わってくるようです。身体に回された腕に、私は人らしさ、温もりのようなものが感じられて見入ってしまいました。
春 |
少し傾けられた首から肩にかけての首筋が描くライン、華奢な肩が綺麗ですね。 微笑むような口元の唇が柔らかい蕾のようで、本当は触れば冷たいはずの彫像なのに、温もりが感じられるというのが、魔術にかけられたようです。
ニューヨーク ニューヨーク |
壁にかけられたテラコッタが気になっていましたら、先生が追加でアップの写真を送ってくださいました。まるでリズムをとっているかのような脚。まさに歌いたくなるような、陽気にさせてくれるお作品です。
以前にもブログに記しましたけれど、彫像の魅力は、空気を支配することにあると思うのです。実物を観たらどんなにか、心が揺さ振られる事でしょうか。
コロナ怖しで伺えない事がとても残念です。
暗雲垂れ込めるような今のような時こそ、芸術が人の心を救ってくれるような気がします。
2022彫刻9人展(銀座アートホール)、お仕事やご用事でお近くにおいでの時は、折角の機会ですから是非ご鑑賞ください。
これまでの下倉節子先生お作品
2020彫刻10人展から 2020年3月
2019彫刻10人展 2019年3月
2017年下倉節子先生彫刻展(再掲) 2019年3月
2017年下倉節子先生彫刻展(再掲)2 2019年3月
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