お正月は休もう!が浸透して、
元旦の夜の街はひっそりとして、
人の姿もなかった。
通うファーストフード店もビル自体がお正月三が日は休館でお休みだ。
寄る辺なくホテルに行った。
かつては、毎月、年末年始と豪華な生花がエレベーター前に飾られていたけれど、経営主体が変わってシンプルなホテルに様変わりした。
ホテルのロビーの片隅の椅子に座って新聞の筆洗、社説、本音のコラム、ねえぴよちゃんを読んだ。小学生のぴよちゃんはお友達からいっぱい年賀状が来ていた。
寂しさを紛わして帰宅して、郵便受けを開けると、年賀状の束がもはや束と言えない薄いもの。
ライン時代に、63円から85円の値上げも大きく響いただろう。
そんな中でも年賀状をくれたのは 、元気で働いていた時の上司たちだ。つまり高齢者。
有り難く、今年ほど一枚一枚を大事に読んだことはなかったか。
満員電車で通勤していた時は、必ず冬にインフルエンザに罹患したが、リタイアしたらインフルエンザも風邪もひかなくなった。けれど、遠方に暮らす孫の運動会に泊まりに行ったら、孫の風邪をもらったのか、帰って寝込むことに。孫と密着しすぎたか、とお惚気話。
毎年貴重な高山植物の写真を掲載の年賀状は、今年はコチャルメルソウ(小哨吶草)。枝にいくつかついた花は、おそらく相当小さい花で、色は黄緑色が混ざる金色で、仏具のお飾りのような神秘的で繊細な花の形が、綺麗に撮影されている。
調べてみると、 花や果実がラッパ状で、ラーメンで馴染みのあるチャルメラにに似ているからついた名前だそう。コチャルメルソウ(小哨吶草)←どんな花かはこちらをクリック
寄る辺なき夜が続きます。
皆様におかれましては、楽しいお正月をお過ごしください。
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