亡くなった元県民局長の名誉が傷つけられ続けている。
議会の全会一致で不信任が議決されたにも関わらず、県知事再選を果たした斎藤元彦氏は、公選法違反の疑いで告発されているほかにも、様々な問題が燻り続けている。
問題の一つ、斎藤県知事の疑惑を告発して自死に追いやられた元県民局長の個人情報がデマも交えていまだに流出し続けているのだ。
この対応について斎藤県知事は、ああだこうだと理由をつけてデータをも削除せず、半年以上流出をそのままにしている。
こののらりくらり対応は、自らに不都合な告発文書の作成者を直ちに捜索し、パソコン押収、内容は嘘八百として懲戒処分するまで僅か1ヶ月半というスピード対応であったのとはあまりにも対照的だ。
亡くなった元県民局長の個人情報を斎藤知事の側近井ノ本総務部長が見せて回っていることを週間文春が報じた7月から既に年を超えて、半年が過ぎようとしている。しかも、一昨日の記者会見でも斎藤知事は、この個人情報が流出し続けていることに対して、第三者員会を設置し、検討してからと、情報漏洩を止める姿勢は示さなかったのだ。
勝てば官軍。
自らを脅かす告発者のデマ混じりの私的情報の流布は都合がよろいしいというわけか。
情報の出所は、斎藤知事の側近の片山副知事が押収した元県民局長のパソコンに納められたデータだ。
情報を漏洩した人物については、斎藤知事側近の井ノ本知明総務部長から伝えられたと12月の百条委員会でも複数の県議が証言しているというのに。(地方公務員の守秘義務違反の疑い)
しかも、立花孝志氏によって拡散していることも斎藤知事は十分承知の上だ。(一昨日の記者会見)
前述のように元県民局長を追いやるのは、極めてスピーディーで、告発文書の内容について第三者委員会を設置して検討することもなく嘘八百の独断、即処分だったのに。
日付を明示すれば、
3月20日に斎藤県知事が元県民局長の告発文書を把握。3月25日元県民局長の公用パソコンの押収。4月から井ノ本知明総務部長の情報漏洩の疑い。5月7日元県民局長を停職3ヶ月の懲戒処分。
改めて、首長の権力の強さに慄く。
首長にになってしまえばその一存で、権力で、やりたい放題できるということ。
それは東京都知事も同じ。
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