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2024年9月28日土曜日

畝本検事総長は裏金議員を逃し、袴田さんは控訴するのか

東京新聞9月27日

 

人権意識の極めて希薄な国、日本。

無罪を訴え続けて58年。

26日、静岡地裁は袴田さんを無罪とした。
しかし、とうに心を壊してしまった袴田さんはこの現実がわからない。
袴田さん本人に代わって判決を聞いたのは姉のひで子さん91歳。逮捕された時30歳だった袴田さんは88歳になっている。
東京新聞9月27日

世界で一番長い48年の独房拘束。

目覚めた今日、死刑台に連れて行かれるか、
夜を迎えて明日死刑台に連れて行かれるかと、
恐怖に怯えた日にちは10,000日を超えて、正気でいられるはずがない。
しかも最初の再審請求から重い再審の扉をこじ開けるまで44年もかかっている。
おまけに、無罪の証拠となり得る物は、検察は隠すことができる。 たまたまいい裁判官に当たれば、証拠提出が命じられるけれど、そもそも「あるであろう証拠の見当」をつけなければ「その証拠」の開示すら求められないというもの。
東京新聞9月27日


拷問による自白、重要証拠の捏造、
犯罪者に仕立てられたということだ。
そして明日は、私が、貴方が同じ目に合うかもしれないということ。

警察、検察はもとより裁判所もなんなんだ。

検察が隠していた5点の衣類の写真のネガの開示を命じられて、明らかになった写真に映る血痕の赤みが、実験によってみそタンクに1年も浸かった後は黒褐色化すると認定され、証拠捏造となった訳だけれど、

そもそも、裁判中の1967年8月、事件後1年2ヶ月も経ってみそタンクから出てきた5点の衣類は証拠たり得たのか?

みそタンクは事件直後に調べたにも関わらず。しかも、裁判審理で、発見されたズボンが小さくて袴田さんが履けなかったというのに。

ステテコの方がズボンより血痕が酷かったことも極めて不自然だ。

凶器とされる小さなクリ小刀で、4人を殺害し、肺まで貫通していたなんてあり得るのか。夫は柔道有段者、長男は177センチの大柄。

就眠中に袴田さんが襲ったと言うが、長男はワイシャツを着て、胸ポケットにシャーペンを刺して、夫人も腕時計に石の付いた指輪、夫も腕時計をして、次女も普段着で寝ていたなんて言うのも不自然だろう。

2007年には最初に死刑の判決文を書いたという元裁判官の熊本典道さんが、当時袴田さんの無罪を主張したが合議で叶わなかったとの告白もあったのに。

 

弁護団の皆様、支援者の皆様、お疲れ様でした。

今回は地裁の判決。検察の控訴の可能性を残している。過去の死刑再審4事件では、無罪判決に検察は控訴していない。

しかし、袴田さん事件で再審開始が決定した際に、特別抗告せよと主張した自民党お抱えヤメ検弁護士が今回も捏造判決に反発し、控訴すべきと主張している。

 
裏金自民党議員のほとんどは逃して、
無実の袴田さんをいつまでも罪を着せたままでいるのか。
 
検察は控訴を断念せよ!

 

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【記者会見】袴田事件 静岡地裁再審判決を受けた袴田事件弁護団記者会見(2024年9月26日)←こちらをクリック

報道ヨミトキFRIDAY#172袴田事件再審裁判で無罪判決、自民党総裁に石破茂元幹事長他、能登半島豪雨で孤立集落が大量発生←こちらをクリック

石破茂自民党新総裁は、慶大法学部新田ゼミの出身。再審制度の見直しに速やかに取り組んでくれると良いのですが。

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