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2024年9月7日土曜日

日本の労働者全て非正規へ、小泉進次郎氏出馬会見

 

「 正規雇用と言われる者はほとんど首を切れないんですよ。首を切れない社員なんて雇えないんですよ。」

これは竹中平蔵氏の言葉だ。(2020年10月31日テレビ朝日放送朝まで生テレビ) 

昨朝の自民党総裁選出馬会見で、
小泉進次郎氏は、竹中氏の言葉を復唱するかのように、大企業の正社員の首を切りやすくすることを掲げた。 

「解雇規制を外す」を幾度となく実に爽やかに訴えたのだ。

非正規労働者が4割を占め、女性は5割を超え、不安定雇用が、今の日本の衰退、弱体化をもたらしたというのに。

規制を取っ払うとか、流動化という言葉は耳障りが良く、多くの人、広告代理店と自民党が「B層国民」と名付けた私のような者は、何かいい事のように思って、かつてすっかり騙されたのだ。
 
セーフティーネットは唯一「リスキリング」支援だと言う。
 
「解雇の勧め!」これで儲かるのは、就職斡業者と「リスキリング」会社だ。
世襲4世!

  転職を繰り返して、年収2千万円から3千万円、今は1億円なんて人はほんの一握りの人だけだ。
大企業でも非正規化がさらに進めば、自ずと全体の賃金が下がって行く。中間層がごっそり低所得層に落ちた中で、低所得者層がますます膨らんで、社会が今以上に疲弊することは目に見えている。
 
それを「社会のダイナニズムを取り戻す」などとよく言ったものだ。
 
 さて、人材斡旋業のパソナの会長も務めていた竹中平蔵氏は知られるとおり、進次郎氏の父親の純一郎氏のブレインであり、純一郎氏の総理大臣時代に総務大臣、経済財政政策大臣を務めた人物だ。菅元首相とも親しく、維新の会のアドバイザーと言われている。
 
小泉政権時代に郵政改革が断行され、雇用の非正規化が一気に進んだことはいうまでもない。
そして今こんなありあさまだ。
はがきはついに来月から、85円、封書は110円になる。
はがきは隣県に届くには1週間かかるようになってしまった。
非正規社員は景気の調整弁、コロナ禍で容赦なく首を切られ、とりわけ多くの女性の非正規労働者が仕事を失い、家賃、水道代も支払うことができず行き場を失った。
 
会見場でアークタイムスの尾形編集長が「新自由主義、弱者切り捨てでは?」との質問に進次郎氏はそうではないと答えたが、まさに弱肉強食、弱者切り捨ての新自由主義の徹底だ。

にこやかに残酷政策を推し進めようという小泉進次郎氏だ。
東京新聞9月6日
 
その日の朝刊には、新たに米兵による性暴力が沖縄県で6月に起きていたことが報じられたが、きっぱりと日米地位協定の見直しはしないと言い切った。
進次郎氏がアメリカの手先と言われるとおり、米国に毅然とした態度で臨むことはあり得ないので、基地を抱える地域での米兵等による女性、少女への性加害事件は減らないだろうし、PFAS汚染問題の責任追及もできないだろう。ますます米国の隷属化が進むことは間違いない。
 
選択的夫婦別姓について、小泉氏の見解で誤った解説をしているジャーナリストがいる。
進次郎氏は、自民党内で選択的夫婦別姓でまとめると言ったわけではなく、議員の考えに従って採決すると言うのだから、ほとんどの自民党議員が選択的夫婦別姓に反対する日本会議に所属し、統一協会との関係から、実現性なしと言うことだ。

小泉進次郎氏は世襲4世。
自らは終身雇用どころか、未来永劫に国会議員家業をやっていくつもりで、国民はどんどん職場を変えろ、不安と戦えと言うのだから、どの面下げて言うかと言いたい。
小選挙区で有権者の信任を得ていると会見で言ったが、曾祖父からの地盤を離れて、縁もゆかりもない選挙区で出馬して当選を果たしてから言うべきだ。


ついでに小泉進次郎氏が政治資金パーティーやりまくりのパリピであることも改めてお伝えしておきましょう。こちらをクリック→ 進次郎氏は政治資金パーティーやりまくりのパリピ
 
残業規制も取っ払うと言うのだから、
過労死の反省もなく、保障もない中で働かされる社会。
明るいですか?
もしも小泉進次郎氏が自民党総裁になって、
直ちに行うと言う総選挙で、
自民党が多数の議席を占めたなら、
ますます暗い過酷な日本が待っています。
考えましょう。

お忙しくて小泉進次郎氏会見を視聴できなかった方に拡散をお願いします。


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