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世襲4代目の政治家小泉進次郎氏は、企業側が社員の首を切り安くするため、「解雇規制」を取っ払うと声高に訴える。
ごく限られた能力の高い者は、転職を繰り返して高給を得るだろう。
しかし、残りの多くの人々は定職に就けず、仕事探しに明け暮れ、そして過酷な労働条件、低賃金の仕事を余儀なくされるに違いない。
私のように難病で日常生活すらままならない者、高齢者は切り捨てるということだ。
自らは、まさに4代も前の古いものを受け継いで、それで食っていながら、国民には安穏と一つ会社の正規社員でいるな!とお尻を叩いて、「王様」ですかね。
今の日本の衰退は、小泉進次郎氏の父親純一郎氏の規制改革、構造改革に端を発している。
私たちは再び、弁舌に騙されるのか。
さて、日曜日の桜木町の自民党総裁選街頭演説でやたらと小泉進次郎氏は猛烈なスピードで改革を進めなければならないと繰り返し訴えた。
このスピードにとんでもない落とし穴があることを昨日のアークタイムズに出演した思想家の内田樹さんが、教えてくれた。
小泉進次郎氏のスピードで改革を進めていくというのは、アメリカの新反動主義、加速主義というイデオロギーそのものなのだと。進次郎氏はスピードと強度と訴えているがこれはまさに加速主義だと。
加速主義はアメリカのシリコンバレー発の新しいイデオロギー。社会福祉制度とか国民皆保険とかポリティカルコレクトネス、人権とかがあるせいで資本主義が延命している。こうした人間的制度をなくして資本主義を加速して向こう側に突き抜けるポスト資本主義の時代に入って行こうとするイデオロギーなのだと。
とにかくスピード、危機が迫っている時間が残っていない、だからガタガタ言うな、合意形成とか熟議とかしている暇はない。だからリーダーに全権任せて突進して行く、誰も邪魔をするなと。全権をリーダーに委ねるべきだというのが加速主義なのだと。
小泉進次郎氏は反民主主義宣言をしているのだと内田樹氏は解いた。
進次郎氏は、日本を牽引する新しい産業を具体的に描いているわけではなく、ベンチャーへの投資を訴えただけ。
しかしこれについても内田氏の指摘は厳しい、1000に3だと。つまり1000のベンチャーで芽が出るのは3つと言うこと。997はドブに捨てるようなものだから税金を使ってやってはいけないと。これについては編集長の尾形さんもAppleだってマイクロソフトだってfacebookだってAmazonだって政府が作ったものではないときっぱり。
番組のおしまいで触れられ、少なくない人が進次郎氏について懸念する、アメリカの大学卒業後、CSISに勤務していたことだ。ジャパンハンドラーの意のまま。つまり、アメリカのエージェントとしての総理大臣候補として歩んできていると言うこと。
あるXの投稿に「小泉進次郎氏は天然のせいか?どこか平和的な印象があるが立候補者の中ではたぶん一番戦争に近い。背後にジャパンハンドラーズ。進次郎氏も改憲を口にし始めたと言うことはいよいよヤバイ。」
2 件のコメント:
まさか小泉進次郎が総理にはならないと思うけど、まさかなってしまったら、大変だよ。政権交代を実現させよう!
匿名さんコメントありがとうございます。 進次郎氏が総裁選を制するのではないでしょうかね。鮫島タイムスでは公明党は進次郎氏が総裁→総理大臣で総選挙圧勝を見込んで代表の交代を決めたと言っていましたしね。
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