2016年4月16日 |
中国新聞のスクープ!
自民党政権で官房長官を務めた人物が、国政選挙の候補者に陣中見舞いの現金を渡す際に官房機密費を使ったことを証言したと言う。
陣中見舞いの額は候補者1人に100万円。
官房機密費はまるまる血税だ。自民党の党勢拡大のために政党交付金を含め一体どれだけ国民の血税を当てているのだろう。
税金、社会保険料等を払っても払っても庶民の暮らしが報われないわけだ。底が抜けたバケツのように。
官房機密費については、故野中広務氏が官房長官時代に、政治評論家に機密費からお金を渡していたことを語っていた。
政治評論家のうち、カネを返してきたのが田原総一朗だけだったと言う話は多くの人に知られているが、田原氏によれば「いいお茶がある」と言って紙袋を渡されたと言う。
その中身、何と1000万円。
田原氏は野中氏の京都の事務所まで返しに行ったそうだ。(J-CASTニュース2012年1月27日)
政治評論家の中には家を新築したから3000万円祝い金をくれと総理大臣に言ってきた人物もいるそうだ。(リテラ2020年9月20日)
さて、国政選挙で候補者に官房機密費からお金が渡された額は単純に計算しても自民党国会議員373名だから3億7千300万円となるが、それだけではないだろう。逮捕されて有罪となった河井克之氏(夫妻)に自民党本部から送金されたと言う1億5千万円についても、機密費からだったのか?
これについても当時から中国新聞「決別 金権政治 取材班」がお金の出所について官房機密費の可能性について指摘している。(2022年1月26日文春オンライン)
テレビで、与党自民党の政策が正しいかのような発言を識者が行い、政権に不都合な話題は取り上げず、なんとなくやっぱり自民党モードを醸成し、選挙報道を盛り上げないようにした上に、自民党候補者に選挙資金をばら撒いていたら、野党が選挙で勝てるはずがない。
また、前述のリテラによれば、野中氏は盆暮に金を渡すように引き継ぎ書にあったと言うから、1回こっきりの話ではなく、毎年政治評論家等に官房機密費から1人1000万円が渡されているのだろう。政治評論家にとって副収入というより主たる収入なり得る大金だ。
テレビに出演している、政治評論家、ジャーナリストはほとんど「もどき」と言うことだ。
私たちの血税は、自民党を支持していなくとも自民党のために使われていると言うことだ。またリテラによれば、国政選挙だけでなく沖縄県知事選にも官房機密費からお金が投入されたそうだ。
全国紙のトップにも官房機密費が渡されている?首相と会食を繰り返し、筆を曲げ御用化してしまった。
頼りは中国新聞、しんぶん赤旗、週刊文春、東京新聞!
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1 件のコメント:
政権交代を実現させよう‼️
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