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2024年5月28日火曜日

蓮舫議員、都知事選出馬会見

東京新聞4月28日

  都庁に光を当てて歓喜に沸く観光客や都民もいるだろう。

けれど、その都庁前には無料食料を求めて列をなす人がいる。その人たちには、光も救いの手も差し伸べないのが今の小池都政だ。

華やかな都庁プロジェクションマッピングには18億円もの公費が費やされ、請け負っているのは電通だ。(18億円について訂正します。昨年度と今年度と合わせて48・5億円、共産党東京都議白石たみお氏、清水とし子氏都議会質問、討論)

一方でつい3日前の土曜日には都庁前に、食料品と衛生用品の無料配布を過去最多人数の800人が利用したという。提供しているのは新宿ごはんぷらすだ。民間の任意団体や個人の有志が協力して運営している。

東京新聞5月27日

蓮舫さんは、昨日の出馬会見で裏金づくりに勤しむ自民党政権を批判し、その自民党と二人三脚でやっている小池都政を批判した。

2024年1月撮影 丸の内

 緑のたぬきとはよく言ったもので、故坂本龍一さんが最期に小池都知事宛に神宮外苑再開発の見直しを訴えた手紙を、鼻であしらい「明治神宮にもお手紙を書いたらいかがですか」と言った小池都知事。

とりあえず、今はペンディングにしているが小池氏が三選を果たせば遠慮なく樹木をさらに切り倒し、計画どおり高層ビルの建設を後押しすることは間違いない。
蓮舫さんは、この件についても都民の声を聞くと言う。
都内ではこうした再開発の名のもとに、次から次へと高層ビルの建設が止むことがない。憩う都民の姿を思わず、緑も情緒もなく、似たような高層ビルの密林状態だ。 芝を植えればいい(緑被率) というものではなく、樹木による樹冠被覆率、体積が減ることが問題だ。
開発企業のための都政が小池都政なのだ。

 

蓮舫さんは、2月から始まった都庁のプロジェクションマッピングについても、やり方も含め見直しの可能性に触れ、都庁前の炊き出しに並ぶ人の列に思いやった。
仕事を食べ物を安心を届けたい、格差で光の当たらない人たちに政策を届け、子供達には充実した教育を届けるそんな都政を作りたいと語ったのだ。

小池都政は、子供がいる人たちの子供に手厚くする政策で、子供が持てない、食べるのもままならない弱者への政策はなく、善意の民間頼み、弱者切り捨てだ。この点も、自公政権そのものだ。


昨日の蓮舫さんの会見で、はっと気付かされたのが、写真の防災ブックだ。確かに、我が家にも3月だったか届いていた。虎屋の小型羊羹が入っているような仰々しい厚紙の箱入りのものだったので記憶に残っていた。先ほど物置から引っ張り出した。


未開封のシール付き。

蓮舫さんが言うとおり、箱を開けるとまず小池都知事写真入りの二つ折りの挨拶文が出てくる。広げると、サインも。


その下に三冊の防災ブックが。

挨拶文には、関東大震災から100年と綴られているのがまた苦々しい。関東大震災での朝鮮人大虐殺に慰霊の追悼文さえも、歴代都知事が送っていたのに、小池氏は送らず、昨年は事実としてなかったようなことまで言い出したのだから。

話を戻すと、蓮舫さんによればこの防災ブックは8年ぶりのリニューアル本だそう。まるで都知事選挙に合わせたようじゃないか。

しかもこの費用が前回より11億円も増額になっていると言う。
この11億円で、困る人たちに食料配布、衛生用品配布、子供食堂の食材費に当ててくれよと、都民である私は思う。

さらに驚いたのは、同時に防災ポスターを作成したそうで、これもまた小池都知事の顔写真入り、サイン入りで、町会にこれを貼ると、防災補助金が支給されたのだと言う。その額は、都内の3000の町会で8・5億円 。

防災ポスターと銘打って、小池都知事の顔写真 ポスターじゃないか。誰が考えても公金を使った事前の選挙活動だろう。


蓮舫さんの会見では、小池都知事がフリー記者を排除、喜び組の記者だけの会見とは違って、フリーの記者の質問も受けていた。

日頃頼りにしている、尾形聡彦さん、横田一さん、佐藤章さんの質問に蓮舫さんは答えたのだ。公平な会見の新鮮さに驚いた。

 

本日は、会見後の尾形さん、望月さん、佐藤さんの解説付き蓮舫さんの都知事出馬会見YouTube動画を是非ともご視聴ください。

アークタイムズ



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