東京新聞5月19日 |
私もこの言葉で傷ついた1人だ。
静岡県知事選で応援演説に立った上川陽子外相(静岡県選出)から出た言葉。
新しい知事を誕生させる例えとして使われた言葉がこれだった。
「うまずして何が女性か」
これまで自民党議員たちが繰り返してきた言葉と同じだ。
「女性は産む機械だ」と発言したのも自民党議員の元厚労相の柳沢伯夫氏。柳沢氏も静岡県選出だ。
自民党の杉田水脈議員も同姓カップルは生産性がないと記している。上川外相も杉田水脈氏と同じだと言うことだ。
誰が言ったか、女性初の総理大臣候補上川陽子氏。
「うまずして何が女性か」発言に本性顕ると言うより、やはりかと思う人も多いはず。
今年1月麻生太郎自民党副総裁の上川大臣を誉めそやした福岡県での演説、「このおばさんやるねー、と思いながらこないだニューヨークへあったけれど、少なくとも、そんなに美しい方とは言わんけれども、間違いなく堂々と話をして、英語ももちろんきっちと話をし・・・」
この麻生氏の問題発言、「美しい方とは言わんけれど、」について
上川大臣は、「どのような言葉もありがたく受け止めている」と記者会見で述べたのだ。
「わきまえた」上川大臣の発言。男尊女卑の自民党の中で勝ち上がってきただけのことはある。ここで麻生氏にものを申すよりは、ありがたいと言った方が、総理の椅子に近づくと言う計算だろう。
このことについて、ジャーナリストの浜田敬子さんが、数少ない女性の政治家として麻生氏の発言は問題発言であると言って欲しかったと、ポリタスで言っていたことが記憶に残っていた。
女性蔑視、人権軽視の自民党体質を変える気などさらさらないと言う上川氏の姿勢がこの時にも顕れていたのだ。
調べると上川外相は、神道政治連盟国会議員懇談会のメンバーだ。神道連盟は伝統的な家族制度を主張し、同性愛者を先天的なものではなく後天的な精神障害などと記している。
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