明日の4時から郷原と黒木亮が外国記者クラブで記者会見とのこと。その前に全部済ませます。」
これは小池都知事が元側近に送ったメールだ。日刊ゲンダイデジタルによれば上田令子都議が提供したと言う。
このメールの翌日である2020年6月9日に外国特派員協会では、「小池百合子都知事の学歴について」と題して、弁護士の郷原信郎氏と作家の黒木亮氏の会見は予定どおり開かれた。
先日、この日のことを振り返った郷原弁護士が、会見会場が最初から静かな、白けた感じがあったとYouTube動画で語っている。実はこの会見の1時間ほど前に、エジプト大使館のフェイスブックに例の小池都知事がカイロ大学を卒業したとする声明文がアップされていたのだ。
小池氏が側近へ送ったメールにある「(記者会見)その前に全部済ませます」とは、エジプト大使館のフェイスブックに声明文を載せると言うこと?
声明文のアップが郷原弁護士らの会見の1時間前とあって、郷原、黒木両氏はそれを知らずに会見に臨んだのだ。
会見で質疑応答が始まると、真っ先に日本在住のアラブ人ジャーナリストが手を挙げ、事前にプリントアウトした声明文の全文を読み上げ、「この声明文についてどう思うか?」と訊ねてきたと言う。(作家黒木亮氏JB pressより)
続けてこのアラブ人ジャーナリストは、小池都知事のアラビア語は非常に上手いなどと5分間も小池都知事を褒めそやしたという。(これについては小池都知事のアラビア語は2歳児レベルと断じられてもいる。)
この声明文の公表で、それより前の5月30日に出版された石井妙子著『女帝 小池百合子』で明らかにされたカイロ大学卒業の学歴詐称疑惑で沸いた世論は沈静化していった。
しかし、そもそも小池百合子都知事のカイロ大学卒業年時がおかしい。
小池氏自身の著書『振袖、エジプトのピラミッドを登る』でも1年落第して次の学年に進級できなかったことを綴っている。にもかかわらず、4年間で大学を卒業したことになる1976年を卒業年としている。
黒木亮氏は、入学年(1972年10月か、1973年10月か)卒業したのは事実か、それは何年何月か?など7つの質問状を2018年11月に小池氏に送っているが、小池氏からの回答は、弁護士を通して同年11月9日付で「小池氏はカイロ・アメリカン大学でアラビア語を学んだ後、1976年10月にカイロ大学を卒業しました。同氏は帰国後、官庁はじめ企業のアラビア語の通訳を務めておりました。以上」(JBpress セレクションから)
ここでも卒業年だけを記し、質問の入学年月は記されていない。
声明文については、元側近で、環境庁で審議官を務め弁護士でもある小島敏郎氏が、小池都知事から相談され声明文作戦を考えたのが自らであったと衝撃の告白をした。小島氏によれば、その声明文を書いたのはジャーナリストA氏だという。
今夜は、小池百合子都知事にメールで呼び捨てにされていた郷原弁護士と、同じく呼び捨てにされた作家でカイロ・アメリカン大学院中東研究科修士で小池都知事の学歴詐称ではエジプトを複数回訪れて関係者に取材を重ねている黒木亮氏、カイロ大学オリエント言語学科ヘブライ語専攻1955年中退のジャーナリスト浅川芳裕氏の3人の鼎談YouTube動画47分を是非ともご視聴ください。
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