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2024年3月6日水曜日

24年度予算案衆院通過を憂う

東京新聞3月3日

 裏金議員による裏金議員のための裏金づくりのための国会。

2024年度の予算案が衆院を通過して実質的に決まってしまった。衆議院の優越。

喜んでいるのは裏金国会議員とせっせと貢ぎ、儲ける企業だ。


月曜日から始まった参院予算委員会でも、絵に描いたような金権腐敗政治の実態が浮き彫りになっている。

「総理様、お大臣様、たんまり献金させていただきましたので、よろしゅうお頼み申し上げます。」

「わかっておる。民から召し上げるから案ずるでない。」

「総理様、お大臣様もなかなかでございますな 。これからもお互いよろしくやってまいれますな。ご浪人様方の引き受けもお任せください。(今ようウインウイン)」


 まず、裏金自民党の質疑者は、裏金国会議員1482万円の宮本周司氏。野党が政倫審の出席を求めた1人だ。
しかし、収支報告書不記載の説明も謝罪もなく、いけしゃあしゃあと質疑に入った。政治資金規正法違反、普通の国民なら明らかに脱税行為で重加算税が徴求されるというのに。
 

 
 立憲民主党辻元清美議員が追及したのは、43兆円をさらに増やせと、有識者会議や自民党が声を大にしている防衛費予算の怪。

なんと日本の防衛施策の方向性、骨格を決める有識者会議のメンバーに現職の三菱重工会長が入っていたのだ。
 
 
 
◆三菱重工は、防衛装備品の防衛省からの受注メーカーとして連続7年間ナンバー1。
◆三菱重工と防衛省は、毎年およそ3000億円超を契約している。(約4.2兆円2013〜 23年年度)
◆そして、三菱重工と防衛省は今年度(2023年)は、1兆950億円と大幅増の契約となっている。 
◆しかも、三菱重工は投資家への説明で、来年度(23年度)は防衛費が増えるので1兆円程度の契約となることを説明していたという。
◆さらに、三菱重工は、契約には為替特約が付き、円安になった際は政府がその分を補填することになっていることも投資家に説明 した。
◆自民党は三菱重工から毎年3300万円の政治献金を受けている。
◆おまけに殺傷兵器の共同開発から第三国移転に関して、国会にも諮らずに防衛装備移転3原則を変更するとイタリア、イギリスと防衛相が約束してしまっているのではないか?(戦闘機密約か)

東京新聞3月5日

翌日5日の共産党田村智子議員は、この件についてさらに、
◆三菱重工が自衛隊からの天下り先トップ企業であることを明らかにした。
◆三菱重工は大軍拡で最も利益を得る企業。
◆防衛費の大増額が、財政を圧迫し子育て支援の財源をなくし、暮らしのための政策に予算がまわらない。
 
東京新聞3月5日
 
自民党、防衛省、三菱重工の持ちつ持たれずの関係はまさに金権腐敗政治そのもの。
岸田首相は、三菱重工は利害関係者に当たらない、政策決定に影響しないと言ってのけた。
防衛装備移転3原則も、既に変えたものとしているのか。
 
 
やすやすと則を超える国を、
真っ当な法治国家にするべく、
政権交代を実現させましょう。
 


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