今年、この暮れになって落胆したのは、
日本で夫婦別姓の実現が遠のいてしまったことだ。
自民党政権下では夫婦別姓が認められることはないであろう。
つい先日閣議決定された第5次男女共同参画基本計画では、第4次計画に「選択的夫婦別氏制度の導入」という言葉が入っていたにも関わらず、削られてしまったのだ。
先ほどようやく年賀状を書き終えた。
圧倒的に旧姓で書いたものが多い。
それはそうだ。
旧姓で生きていた時間の方が長いのだから。
学生時代の友人、恩師、元の職場の関係者、仕事の関係者には旧姓だ。
では、今の戸籍の姓で出した年賀状は、誰に当てたものかと言えば、病気になってから知り得た人達ということになる。
婚姻後、程なくして難病を罹患した私は、保険証を元に、新姓で呼ばれ、 そこで知り合った方とは新姓での付き合いとなる。
それと、患ってからヘルパーさんに家事支援をしていただいているので、そこでは住民票を元に新姓扱いとなる。
私の中の分断だ。
元気で学び、働いていた時の自分は自分ではないという喪失感。
手続きもかなりの負担がある。
ほぼ女性だけが味わう心の負担、手続きの負担。
日本ってやはり平等じゃない。
冷たい寒風がごーごーと音を立てて吹き荒んだ夜は、心も冷え切りました。
大晦日の東京の最高気温は11度、最低気温は1度、晴れの予報です。
皆様におかれましては、本日もお忙しくお過ごしと存じます。
当ブログにご来訪いただきまして有難うございました。
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