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2020年12月1日火曜日

今日から師走

 

静かな師走を迎えました。
おしまい。
と言う感じだな。今年は。

 
 私は、12年前からドラキュラになってしまったものだから、
昼間のことは全くわからないけれど、
明日から師走だと言う昨夜の街は、音もなかった。
仕事終わりの人々が黙々と駅の改札に向かってひたすら歩いて行く。
軒を並べる居酒屋には見向きもせずに。
例年なら、数人のグループのうちの1人が、居酒屋の暖簾をちょっと上げて、「予約していないんだけど 、席ある?」なんて尋ねていたり、
一体何時から飲んでいたのだろうかと、千鳥足の人たちが絡み合うようにくっ付いたり離れたりしながら 、次のお店へと向かって行く姿があったのに。

 
殺伐としたような昨夜は、後で知ったのだけれど、ビーバームーンの満月だったそうだ。
でも、だあれも、空を見上げてもいなかった。
夜空に月を見つけることしか楽しみがないものだから、私は見た。
家を飛び出した、17時少し過ぎには真珠のようにコロンとまあるい月だなと思った。
けれど、再び18時半に見上げた時は、まあるく綺麗には見えなかったので、満月ではなかったかと思っていた。
その理由は、昨夜は半影月食でもあったと言うことで、月が地球の半影という薄い影に入った状態で、満月でありながら、片側が少し暗く見えると言うもの。
その半影月食が最大になった時間が18時43分だったと言うから、そうとは知らずに、満月ではなかったかと思ってしまったに違いない。

 
花鳥風月とは良く言ったものだ。
確かに、艶やかな月や麗しい花は、一瞬でも憂鬱を、世の中がコロナに苛まれていることを忘れさせてくれる。

 
今日から師走だからと、踏ん切りをつけたと言うわけではないけれど、私は抱えていた憂鬱ごとについて、心の方だけはけりをつけた。
結果はどうなるかわからないし、その先にさらに憂鬱に苛まれるかもしれないけれど。
             瑠璃玉

 
さて、師走の花は、昨年同様にシクラメンづくしです。
昨年は、江戸ノ青というシクラメンを見つけたけれど、
それに似た瑠璃玉というシクラメンに出会った。
その違いは、購入してじっくり眺めないと容易にはわかりそうもない。けれど、赤が主流のシクラメンで、青みというのは魅力だな。
シクラメンの世界も奥が深そうだ。


 シクラメンの魅力は、艶やかな色と瑞々しさだと思う。
瑞々しさは、花にも葉にもあって、心が潤う。
そして、うつむいたような佇まいだ。
決してだんまりを決め込んでいるのではなく、
ささやきあっているか、小さな声で歌っているに違いないと想像したりする。
              ミルキーガール
 
 
師走初日の東京の最高気温は11度、最低気温は8度、曇り時々雨の予報です。


一年で一番気忙しい季節ではありますが、
ブログへのご来訪も変わらずよろしくお願いします。




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