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2017年1月28日土曜日

喜びの表現

ライタ

予報どおり、
春の陽気となった。
夜でも手袋が要らないぐらい。
置地廣場 九谷焼グラス
喜びの表現は人によって違うだろう。
もし、奇跡が起きて、抱える難病が寛解したら、
私はどうするだろう。
朝原選手のようにバトンを空高く投げたい心境になるだろうけれど、
バトン持ってないし。
絶叫するだろうか。
無口という病気の良人は、こうだ。
伊勢屋の大福

大学病院に検査結果と今後の対応を聞きに行っているはずの
良人が夕刻になっても帰宅しなかった。
メールを出しても返信がこない。
かねてからあった腎臓の石が大きくなってしまったのか、
昨秋から、痛みが出てきて、
動くときに、「痛い、痛い」と訴えていた。
無口という病気の良人が、言葉にするので相当痛いのであろう。
お酒を飲まないので、ビールをガンガン飲んで出すということはできないので、
何を調べたのか、牛乳を飲んだりしていた。
何時だったろうか、
待ちくたびれて寝ているところに、
ようやく帰宅した 。
即座に、結果を尋ねても、
いつものように何も答えない。
おもむろに大福にお団子を取り出して、
大福を飲み込んでいた。
大福の包装紙が伊勢屋だ。
またもや東京駅まで行ったのか。
続いて、出てきたのは、小さな、可愛い缶だ。
この缶の小さいこと、
苺二つ分よりやや大きいい程度だ。
カファレルのチョコレートだった。
1センチ四方の小粒のチョコレートが五つ入って950円也。
良人は黙っているけれど、
私は次々に
「えっ」
「高い!」
と喚き散らす。
これも東京駅の構内にしか売っていないものだ。
わざわざ東京駅まで出かけて、
甘味を買い込んで、
これが良人の喜びの表現らしい。
そして、石は無くなっていたそうだ。
高齢の医師と良人でCT画像を良く見たと言う。
良人は、素人だし、ど近眼だ。
信じがたいけれど。
カレーやさんで、ビリヤニを食べた。
バスマティという、焼きそばをチョキチョキカットしたように長いお米を、カレーとともに蒸しあげた料理らしい。
良人は少々これにはまっているのだ。
 
いつものように喋らないけれど、
かなりハイな様子の良人だ。
結石のことがずっと憂鬱だったのだな。
普通のカレーを食べてはいけない雰囲気だったので、
私はひよこ豆のビリヤニを食べた。
どこがどうとは説明できないけれど、ジャンバラヤとはやはり違う美味さがある。
青山フラワーマーケット

今日の東京も暖かいようです。
最高気温12度、最低気温5度、晴れの予報です。
良い週末をお過ごし下さい。




2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私もビリヤニ大好きです。

あんこちゃん さんのコメント...

匿名さん
コメントありがとうございます。
初めて見た時、
焼きそばがカットされて炒めてあるのかと思いましたよ。
それを店主に言うと、非常にウケていました。