こんな日もどんな日も

やはり鬼門なのか？
故郷は。
チベットと言われる寒い故郷に帰って、
膀胱炎になってしまった。
今回結構な痛みだ。
良人にお茶を頼んだら、
使っていないホコリだらけの急須で入れられてしまった。
ゴクリと飲んだ後、
お湯のみを運んで気がついた。
ホコリだらけの急須がでんと出ていたのだ。
故意か過失か？
未だに定かではない。
良人はひどい近眼で、キッチンの灯を点けずに入れていた。
生まれて初めてお茶を入れる良人には、
指示した。
「急須には、ほうじ茶パックが入っているから、
それを捨てて、
冷蔵庫に入っている緑茶が入っているお茶こしを、
急須に入れてお湯を注いで。」と。
いい歳をしてお茶を入れたことがない良人を、
見えたのか、見えなかったのか、ホコリだらけの急須に
とりあえず入れるいいかげんな良人を、
１０００回目に、殺害したいと思った。

こんな辛い日も、
シウマイが入ったお弁当だ。
十年以上ぶりに幕内弁当にした。
お茶入れを、
迂闊に頼めない良人には、
撮影を依頼した。

 まずは、エビフライとトンカツとフライが目に飛び込んでくる。

白飯に、ゴマとカリカリの梅干しはシウマイ弁当と同じ。

焼き魚は、金目鯛だ。
シウマイ弁当はマグロだけれど。
杏はなく、里芋と人参の煮物がある。
卵焼きは、シウマイ弁当の約二倍の厚さだ。
かまぼこはシウマイ弁当と同じ。

シウマイは、シウマイ弁当には五個入っているけれど、
幕内は、三個だ。

しば漬けと、
ゼンマイかと思った緑のは、菜の花だった。
シウマイ弁当には、昆布の佃煮と生姜だ。
筍の甘い煮物は、フライの隣にシウマイ弁当とほぼ同量入っていた。

全体はこんな感じ。
幕内弁当も、満足できる美味しさだったけれど、
シウマイが食べたかったら、
やはりシウマイ五個のシウマイ弁当だ。
今度良人に、
「私を殺したいと思ったこと何回ある？」と聞いてみよう。
でも良人は無口という病気だから、
沈黙だな。
２０００回の可能性もあるんだな。
恐ろしい。

今日の東京の最高気温は１０度、最低気温は２度、晴れのち時々曇りの予報です。
寒さは少しだけマシのようですが、
皆様もご自愛ください。