確か月曜日の朝だったよな。
地上の光景とは言え、地下鉄でばら撒かれたサリンで、幾重にも鳴り響くサイレン、救急車、パトカー、都バス、タクシー、乗用車で大渋滞、歩道に溢れる通勤者の大混乱を目の当たりにした私も、一瞬記憶が霞んで曜日が直ぐに思い出せなかった。
犠牲になった方、ご家族やお近しい方は、この事件を片時も忘れることができず苦しみが今に続いていることを忘れてはならない。
事件でお亡くなりになった方は14人(サリンの後遺症で25年の闘病生活の末に亡くなった方も含む)、めまい、嘔吐、言語障害や全身麻痺などサリン後遺症に苦しむ人は6000人以上に及ぶ。
30年経って、ジャーナリストの江川紹子さんの話、オウム真理教教団幹部6人によって殺害された坂本堤弁護士と司法修習生同期の中村裕二弁護士の話を聴いて、現在でも十分起こり得る事件だと思った。
それは宗教に関わる集団ではないかもしれないし、劇薬を使用するものではないかもしれないけれど。
そして、やはり地下鉄サリン事件を未然に防ぐことはできたのではないかと改めて思う。坂本弁護士一家3人が殺害されたのは1989年、失踪とされ初動捜査が大きく遅れ、ご遺体が発見されたのは地下鉄サリン事件後の1995年9月だ。サリン事件で逮捕された教団幹部の坂本さん殺害自供後のことだ。6年も新潟県、富山県の山中の冷たい地中にご遺体が眠っていたのだ。
江川紹子さんが訴える、警察は当時の捜査を検証せよは、最もだ。それをしないと、繰り返すことになる。繰り返すとは、犠牲者が出る、命が失われるということだ。
坂本弁護士一家の姿が忽然となくなり、オウム真理教の拉致を直ちに疑って警察にかけ合うも警察は‥‥
ジャーナリスト江川紹子さんのお話と、中村裕二弁護士のお話を是非ともご視聴ください。
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オウム真理教を擁護する学者、もてはやす著名人がいたことも忘れてはならない。
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