48・5億円もの都民の税金を注ぎ込んで都庁にゴジラを映すプロジェクションマッピング。その元では寄付で運営されている支援団体による食料無料配布に、過去最多の人が列をなしていることは、先月のブログでも綴ったところ。
本来、都が貧困で食事が摂れないない人をサポートすべきなのに 。
ところが、この民間支援のサポートに列をなす人たちを邪魔者扱いして、都の職員が三角コーンを置いて排除していたと長年生活困窮者支援に携わる作家の雨宮処凛(かりん)さんがアークタイムスで語った。
東京都側は、他の通行人が危ないと言うことを理由にしたそうだが、現地では誰1人、人が通っていなかったと言う。排除は5週連続でなされ、この件で都側に抗議を重ねて都側の排除が止まったのだと言う。
『食べ物を求めて並ぶ人たちを排除と言うのは血も涙もない。 』との雨宮さんの言葉はまさにそのとおり。
今夜はアークタイムスに出演した雨宮処凛さんのお話を是非ともご視聴ください。
アークタイムス YouTube配信
編集長 尾形聡彦さん、キャスター 望月衣塑子さん
緑のたぬきは、緑のたぬきを配布せよ! |
コロナ禍で中間層の人たちが、突然貧困になり路上に来る(路上生活になる)と言うケースが多く、どういう支援策があるかを伝えたくて『死なないノウハウ』と言う本を出版したと言う雨宮処凛さん。
蓮舫さんが都知事出馬を表明して、最初に困窮者支援をするNPO法人もやい、新宿ごはんプラスの食品配布を訪ねてくれたのが嬉しかったと語った雨宮さん。
リーマンショック時より女性のホームレス化も20倍、30倍となっている。女性を社会が守る余力が無くなったこと、コロナで飲食、宿泊、風俗業界が直撃され、一度生活が極限状態になると立ち直るのが難しくなっていると。雨宮さんの所属する反貧困ネットワークでも小池都知事に多くの申し入れをしているが、無視され続けているのが現実だそう。
けだし要望書を渡し、小池都知事が受け取るシーンは写真撮影され報道されるのだと。
今回、対策がなされなかった数々の問題を雨宮さんは語ってくれた。その一例を挙げると、
◆水道を止められて、家を出ざるを得なかった人々の問題も大きかったと。2021年まで コロナ支援で水道料金の補助があったが2022年にその補助が打ち切られ、水道料金滞納者が直ちに水道を止められてしまった。
この背景の一つには、これまでは水道料金が滞った人たちに検針員が家庭を訪問し困窮者には福祉に繋げる役目もあった。しかし、業務効率化を理由に検針員を東京都が止めたと言うことがある。
家の水道が止まると、水が飲めなくなるし、トイレも使えなくなって、家を出るしかなくなりホームレス化が進んだ。家賃を滞納しても直ぐには追い出されないが、水道が止められると、居られないのだと。
まさに命に直結する「水」、この時170の自治体で水道料金の減免措置を行なっていたが、滞納で水道を止めてしまったのは東京都だけだったと言う。
◆もっと酷かったのは2022年夏。コロナ第5波で医療崩壊が起きていた時、救急車を呼んでも来ず、連日自宅で人が亡くなっていた時、路上生活者にもコロナ陽性者が出た。
自宅療養が強いられる中で、自宅なし、健康保険なし、お金なし、の人々への対応を国も都も全く考えていなかった。
療養ホテルも満杯の中、結局支援団体の人たちが命懸けで、自分のシェルターで保護した。東京都に療養ホテルでの対応を要請するも、東京都は対応せずだった。
みんなが野戦病院のようになっている時に東京オリンピックをやり、小池都知事は高価な着物を着てやっていた。
『パラレルワールド』
◆緊急保護施設(ホームレス状態の人が一時的に保護される施設)この施設に入る人630人のうち20代が20%近くもいる。40代以下が60%。リーマンショックの時は20代は4%だった。若い人たちがホームレス状態になっているというショッキングなデータ。小池さんでなければ、こう言うことにも目を向けてもらえるのでは。
都知事に数々の申し入れを行なってきて、ことごとく無視されてきた雨宮さんは、どこかで諦めていた。それでも要請し続けるしかないのだろうな。でも宇都宮さんだったら、と思うことがあった。
トップが一言号令をかければできること。
今回小池さんの都政が終われば、こういうことにも予算がついたりするかもと。
ドイツでは、家賃の滞納があると大家さんが役所に連絡し役所から人が来て福祉に繋ぐと言うのを制度としてやっている。いろんな国でコロナ禍で地味なこういうことをやっていたのに。
今は、民間の善意に頼り、その人たちがヒーヒーしてフル稼働している状態。コロナが5類に移行して、寄付金が激減している。
そして、小池さんが都知事でなければコロナ禍でももっと救えた人、命があったはずと。 アークタイムス YouTube配信
雨宮処凛・ 小池都政と貧困、蓮舫氏の第1声/炊き出しに集まる若者と女性ほか ←こちらをクリック
編集長 尾形聡彦さん、キャスター 望月衣塑子さん とかく小池氏も特に失策はないと言われることが多いが、コロナでは雨宮さん指摘のように五輪開催時の夏、第5波では酷い状況となった。搬送先の医療機関がなく救急車が患者を乗せたまま留まり続け、自宅に戻し亡くなってしまうなど。そして貧困層に対策を取らずに来たのだ。弱者の声をマスメディアも取り上げない昨今、放置され切り捨てられていても知られないままなのだ。
開発優先、
弱者切り捨ての
小池都政を終わりにして
都民の1人ひとりを大事にする都知事を選びましょう。
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2 件のコメント:
50億のイルミネーションには、疑問符が付きますね。
小池百合子は、落選するべきだよ。
匿名さん
コメントありがとうございます。
プロジェクションマッピングは東京都と電通とズブズブなのでしょう。
小池氏には電通がついているので、マスコミが小池応援団ですし、自民、公明、その他の団体がついていますから、強いですよ。
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