逃げるたぬき |
小池百合子都知事の出馬表明は、都議会閉会の挨拶におまけのように語られた。
従って、正式な記者会見の場も設けられず、小池都知事はいわゆるぶら下がりで、記者たちに囲まれた。
平素もコロナ禍以降、フリー記者を事実上排除した閉ざされた記者会見。
フリー記者たちは、昨日の都議会閉会後に通るであろうと予想する場所に待ったようだ。
ところがそこで、小池都知事はこともあろうか逃げ出したのだった。フリー記者の佐藤章さんの「ちょうどう」朝堂院と言い終わらない問いを聞いた途端のこと。
慌てたのは小池都知事だけではなかった。小池都知事の親衛隊であるいつものテレ朝の記者が、すかさず小池都知事を援護したのだ。その百合子親衛隊テレ朝の記者は、小池都知事のスーツがシンボルカラーの緑ではなく青であることを唐突に問うたのだ。
百合子親衛隊テレ朝記者の毎度のようなどうでもいい質問。「ちょうどう(朝堂院)」の言葉に顔をこわばらせていた小池都知事は、親衛隊の質問に笑顔を取り戻して答えると、すぐさま小走りに逃げたのだ。
会見を開くように求める東京新聞の記者やフリー記者の「逃げるな」の声に応えることもなく。
8年の東京都政の実績に自信があるなら、小池百合子都知事は逃げずに、どんな質問にも誠実に応えるべきだ。応える義務があるし、答えられるはずだろう。
一都民として、情けない思いがする。大東京の都知事のさまがこれか。
都議会が伏魔殿であることを、当初小池百合子氏が問題視して都知事に就任したわけだけれど、今や自民党公明党とべったりとなった小池都知事は、情報開示も黒塗り、議会では野党質問には答えず、野党質問を些細なミスを理由に議事録にも記さないという独裁ぶり。
自民、公明、都民ファで議会の2/3を占めているので、議会運営は独裁体制になっているのだと言う。このことを語ってくれたのは、毎朝配信される立憲の原口一博代議士のYouTube動画で6月11日配信、ドラさんこと元日経新聞記者の松田さんです。
◆財政調整基金が小池都政の間に取り崩されほぼゼロになってしまっていること。(8500億まであったものが)財政調整基金はいわば都民の積立金みたいなもの。
◆例えば、山手線にかかる橋を建て替える工事が7年目に入るが工事をやっていないで、工事現場だけあって警備員が警備だけ行なっている。警備会社は学会系の会社。警備会社にお金だけが支払い続けられていると言うこと。
◆上記の例はまさに伏魔殿の一例、伏魔殿の女帝となったのが小池さん。
◆東京都では特別会計、公営会計合わせて28会計、総計は示しているが、内訳は議会にも諮っていない。国のお金もついているので検査院が入るから帳簿はつけているはずだが、議会への説明を真面目にやってこないでいる。これが自公ファースト体制なのだと。
◆共産党都議が一生懸命聞いても、都知事なニコニコ笑って全然答えない。学歴詐称の件も。
◆財政調整基金が激減してしまったのは、いろんなところにお金をつけているから。その一つが外苑の再開発と言われている。伏魔殿と戦うはずだった人が伏魔殿に取り込まれて祭り上げられている。
◆学歴詐称については、小池氏が都知事選に出馬したら元側近の小島敏郎氏が告訴すると言っているが、私もやる。 テレビ東京でワールドビジネスサテライトを始めた瞬間に、日本テレビではカイロアメリカン大学卒業と書いていたのを、突然カイロ大学卒業に変えた。主席とか。カイロアメリカン大学は語学学校に近い。そこで1年勉強してカイロ大学に移ったのは事実だけど。小池氏の著書『振り袖ピラミッドを登る』にも1年目に留年落第したと書いてあるのに、4年で卒業した。この点は議会で共産党都議にも質問されている。その素朴な質問にも小池都知事は答えない。同期(松田氏の)の政治部記者がテレ東のワールドビジネスにいって、(番組)の立ち上げからディレクターとして関わっていて、この経歴でいいのかと聞いたら、カイロ大学出てないわよ私と、小池さん本人が言ってたと言うのだから。参院議員に出た時に(この経歴)まずいのではないかと、日経新聞の電波?映像本部長に文句を言ったが、黙っとけと言われた。
本日は6月11日に立憲民主党原口一博代議士配信のYouTube動画で、元日経新聞記者の松田氏(ドラさん)の語りを是非ともご視聴ください。
サブタイトルは、その伏魔殿とは?都知事はどうして選ばれてきたのか?
全体で26分、ドラさんの語りは10分程度なので是非ともご視聴ください。
昨日の都議会閉会のついでの小池氏の出馬表明を、デモクラシータイムスの山田厚史さんが「小池さんも昔の迫力がなく枯れた感じ」と言ったのは、まさに。
8年の「ヤバイ 」いろいろが白日の下に晒されるのが、小池百合子都知事本人も、自公、都民ファもまずいので、小池氏は出馬し、それを全力で応援するしかない状況なのではないだろうか。
ちりーん |
岸田首相はこの都議会の自公ファースト独裁体制に倣うつもりだとも言われている。
都民ではない方も今回の東京都知事選が明日の日本の行く末だと認識して、応援関心をお寄せください。
0 件のコメント:
コメントを投稿