ぶったまげた。
昨夜、小池都政残酷物語として、生活困窮者には支援しない小池都知事を批判するブログを記したら、昨日の都知事定例記者会見で、突然「生活困窮者世帯への緊急支援」として1万円の商品券を配ることを小池都知事は発表したのだ。
対象世帯は、住民税非課税世帯、住民税均等割のみ課税世帯の約190万世帯に対してバラまくもの。
岸田文雄首相と同じ。
まさに選挙対策だろう。
今だに小池百合子氏は、都知事選挙出馬を表明していないが、この突然のバラマキで出馬は確実だと言えよう。
物価高騰で、生活に窮する事態は既に2年も続いているのだから、ここまで無視してきて突然、1万円支給すると言うのは取って付けたようだ。
出馬を表明しない理由は、公開討論を避け、学歴詐称で刑事告発されるのを遅らせるためだろう。
しかし、残念ながら私のブログを読んで生活困窮世帯の支援を決めた訳ではないだろう。おそらくブログで視聴をお勧めしたアークタイムスの雨宮処凛さんゲストのYouTube配信を小池都知事の腹心の部下らが知って、対策に動いたのだろう。
対抗馬である蓮舫氏が、最初に生活者困窮支援の現場を訪ねたことも影響しているに違いない。
雨宮さんは、アークタイムスでネットカフェ難民のことにも深く言及していた。
昨日の都知事会見では、小池氏はこのネットカフェ難民のことにも言及し、やったふうなことを言っていた。
しかし、雨宮さんによれば、東京都はネットカフェ難民の調査を行い4000人いることがわかり、調査行ったことは評価するが、調査しただけで終わったと言う。
コロナ禍でネットカフェが閉鎖される中で追い出されたネットカフェ難民への支援がなかったと。
この時、生活保護申請をすると、東京都は無料定額宿泊所を提供したが、10人部屋、20人部屋の相部屋ではコロナ感染リスクが高く、怖くて利用できないと言う人が路上生活者となった。雨宮さん(反貧困ネットワーク)らは、東京都に個室化を要望したが、都は対応してくれなかったと言う。
緊急事態宣言後に東京都はようやくホテルを用意し、3食の提供はあったものの、所持金数円、仕事も失い、今後どう生きていくか不安を抱える中で、都の相談支援がまるでなかった。
そこで、支援団体が相談会を行うことを都に申し入れ、そのチラシを配って欲しいと頼んだが、結局チラシも配れなかったと。
都の職員のやる気なき姿勢は、都知事の姿勢を映しているに違いない。
トップが何を主眼としているかで、仕える部下たちの動き、働きが変わることは言わずもがな。
生活困窮者を支援する姿勢が都知事にないから、無料食料配布に並ぶ人の列に三角コーンを置いて困窮者を排除したり、
生活支援相談会を民間の支援団体がやるからそのチラシだけでも配って欲しいとお願いしても、都の職員は動かないに違いない。
あるいは、食品無料配布に並ぶ人の列を小池都知事が排除しなさいと命じたのかもしれない。
ともかく、小池都政がこれまで貧困者支援を軽視し、とりわけ若年層がそういう状況にあることを知りながら何もしてこなかったことは消せない事実だろう。
トップが変われば、
行政組織が変わり、
私たちの暮らしが変わる。
プロジェクションマッピングより、
温かい生活支援を実現させるために、
茂る緑を守ために、
小池都政を終わりにさせましょう。
小池都知事6月7日定例記者会見 YouTube動画
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