国民を守らず、米兵を守る。
政府の姿勢が浮き彫りになった。
16歳未満の少女が米空軍兵(ブレノン・ワシントン)から性的暴力を受けたのが昨年12月。
今回明らかになったのは5月26日米海軍兵(ジャメル・クレイトン)が女性の首を絞め、不同意性交等致傷の容疑で逮捕されていたと言う。
両事件ともに政府は隠蔽していたのだ。
今回も地元メディアの独自報道で明らかになったもの。
いづれも県警は勿論のこと外務省も承知した上で、事件を隠蔽していた。沖縄県警も県民のための組織ではないことに、
男子高校生が警棒で失明した事件を思い出した。
この度、解せないのは、外務大臣も女性の上川陽子氏であり、事件を伏せたことの正当性を平然と語った外務報道官も女性であること。
外務省報道官の小林麻紀氏は、12月の少女の性的暴行事件を伏せたことについて、プライバシーを理由に、適切な対応と平然と述べたのだ。これに腹立たしさが消えない。
外務省が12月の事件を県に連絡し、適切に公表されていたら、5月の事件は起きなかったかもしれない。
政府与党がこうして事件を隠蔽するならば、米兵による犠牲者はとりわけ米兵が多数いる沖縄県で続くだろう。
隠蔽の理由として、今月16日投開票の沖縄県議会選挙のほか4月の日米首脳会談を挙げたのは沖縄国際大学の前泊博盛教授だ。 (ヤフー 毎日新聞)
与党自民党の目論見どおり、沖縄県議会選挙は自民公認候補20人が当選し、玉城デニー知事与党派は議席数で半数に及ばない事態となった。
ちなみに当選した自民党県議は全員男性だ。
もっとも上川外相、小林報道官の言い分からは、犠牲となる女性の傷みを汲む気持ちもなければ、改める姿勢もないので、自民党沖縄県議が仮に全員女性であったとしても沖縄県の女性が犠牲になり続ける現実は変わらないだろうけれど。
参考記事
ヤフー 琉球放送
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