またしても起きた沖縄県での米兵による少女暴行事件。
事件が起きたのは昨年の12月、車で連れ去られた少女は16歳未満と報道されている。
既に3月27日に起訴されていた。
しかし、政府は起訴前にこの事実を知りながら沖縄県に連絡をせず、来月7月12日に初公判が開かれることを知った報道機関の要請で明らかになったと言う。
県は報道で事件を把握し、県警、外務省沖縄事務所、沖縄防衛局に確認したのだと。
外務省は起訴当日にエマニュエル駐日米大使に抗議したと言うが、それがどの程度のものであったか。
エマニュエル駐日米大使は、つい5月17日に玉城デニー沖縄県知事にも会わず礼を失するかたちで、米軍用機で直接与那国島、宮古島を訪れた。米兵長が沖縄の少女に性暴力を犯したことを知りながらよくもしゃあしゃあと沖縄の地を踏めたものだ。
与那国島の町長である糸数氏は憲法記念日に一戦を交える覚悟が全国民に問われているなどと、戦争を促す発言をしている。糸数町長がエマニュエル大使とハイタッチして嬉しそうにしている写真が苦々しい。(琉球新報)
そして、既にこの米兵長は保釈されていると言う。(沖縄タイムス)
日本政府はどこまでアメリカに忖度するのだろう。
米兵の性暴力事件が後を絶たないじゃないか。
少なくとも政府は3ヶ月以上この事件を伏せていたというが、12月の事件直後に沖縄県警、沖縄防衛局からの連絡で把握し、半年以上隠していたと推測できる。
事件を明らかにすれば、様々な影響があると政府は考えたのだろう。その一つには、10日前の沖縄県議会選挙もあっただろう。
米兵の沖縄県女性、少女への性暴力は人権侵害であり重大な犯罪だ。傷ましくて言葉にならない。今でも沖縄が犠牲になっていることを本土の人間は認識し、米国との関係を見直すことを政府に求めていかなければならない。
この度、沖縄県に連絡もしなかった外務大臣は、米国への忖度が著しい上川陽子氏だ。伏せる指示は上川外相か。岸田首相、上川外相、木原防衛相、林官房長官の申し合わせか。上川外相は女性として傷ましい思いをしているかどうか。
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