152ヘクタール、東京ドームおよそ33個分と言う壮大な自然を壊すのか。
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画が進行すると、152ヘクタールの海が埋め立てられるのだ。
4日、最高裁は5人の裁判官の全員一致で、軟弱地盤改良工事の設計変更を承認しなかった県に対して国交相の是正指示を違法だとした県側の上告を棄却した。
しかも国は、本来私人が行政から不当な処分を受けた場合の救済を図る制度である行政審査制度を用いて対抗したのだった。防衛省が私人となって、国交相に是非の判断を求めたもの。いわば身内同士の審判劇だ。
こう言うやり方を最高裁は是認したことにもなる。
そして、地方自治は軽んじられ、辺野古移設に反対する民意が汲まれることはなかったのだ。
2019年住民投票で7割超の沖縄県民が辺野古移設に反対を投じているし、昨年の県知事選で辺野古新基地反対を掲げる玉城氏が再選されたことで沖縄県民の辺野古反対の意思は固いことが明確に示されているにも関わらずだ。
東京新聞 |
辺野古の大浦湾の軟弱地盤は最深で水面下90メートルに及び、国内で工事の実績もなく海外でも例がないと言う。地盤改良に打たれる杭は7万本以上。
工事費は当初の3500億円から1兆円近くに膨らみ、その半分は既に14%の埋め立てに費やされたと言うから、2兆円か3兆円に及ぶのか。
巨額の税金を投入して、出来上がるかどうかも不確実なのではないか?
米軍は今でも求めているのだろうか?
政府は声高に危険な普天間基地の返還のためと言うけれど約束どおりに普天間が返還されるのだろうか?
明らかなのは、失われた海は、生物は戻ってこないと言うこと。
参考
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