「野党が弱すぎるからいけないんだよ。」私の友人はモリ、カケ、サクラでこう言い放っていた。
声を大にして言いたい。これじゃ野党が選挙で勝てるわけないじゃないか。
160億円もの政党交付金、これだけで高い下駄を履いているようなもの。加えて企業、団体献金、さらにパー券収入だ。
西村経産相はこの度辞任したが、空パーティーまで開催していたことが文春オンラインに報じられた。
それでも企業は経産相主催とあらば、いろいろなことを期待してパー券を買うのだ。これによって、企業側もああしろこうしろと強気に出る。
こうして集金したお金を、裏金にする理由は何なのだ?正しく政治活動に使うなら記載するはずだ。
東京新聞 |
折しも、柿沢未途衆院議員が江東区長選挙を巡り買収疑惑で家宅捜索を受けている最中だ。柿沢議員は、これを受けて自民党を離党したが、柿沢議員に疑われる選挙買収が行われていたら、野党が勝てるわけがないじゃないか。
つい先月末に、仮釈放で刑務所から出てきた河井克行元法相も、2019年参院選での大規模選挙買収で実刑判決が下されたのだった。 買収の原資は何だったのだろう。自民党から振り込まれた1億5千万円のほかに、「総理2800、すがっち500、幹事長3300、甘利100」のメモ書きが明らかになったのは今年9月のこと。報じたのは中国新聞。メモに記載された面々は、何を原資に河井氏に融通したのだろう。
この度の政治資金パー券裏金化で自民党政治の信頼は揺らぎ、岸田政権も来年の総裁選までは持たないだろう。
この次がどうなるかについて、昨夜官邸前緊急集会で上智大学の中野晃一教授の言葉にはっとした。
瓦解しかけている自民党の次にやってくるのは、革新保守を自称する奴らだと。
その選挙プランナーは、小池氏の希望の党立ち上げの際も手がけているというから、資金は小池氏本人か、都民ファ、自民の協力か。やはりここでもカネをかけた候補者が当選を果たしたのだ。
小池都政を見てもわかる。都の内規を読み替えても企業を優先して神宮外苑に高層ビルの建設を許して、自然、市民よりも開発企業をサポートする。
そして中野晃一さんは、過去が繰り返し示していると語った。
ロッキード事件の後に、中曽根政権が弱者切り捨ての路線を敷き、
リクルート事件の後に、小選挙区と今の政治資金規正法が成立した。
そして森政権の支持率9%で、登場した小泉政権は後の安倍政権の土台を作ったのだ。
そう「自民党をぶっ壊す」とあたかも自民党を改革するようなことを訴えて、民営化を推し進め、外注、非正規労働者を良しとし、それが中抜き天国の始まりだった。そして日本は弱体化して今日にある。
耳障りの良い言葉に、踊らされるB層国民は、小泉氏の思惑どおり何かいいことしてくれそうと支持してしまったのだ。そして訪れた格差社会、円安に表れる国力の低下だ。
今、教育無償化をキャッチフレーズに自民党弱体化後に表舞台に登場するだろう自称革新保守、ネオリベ。もう既に舞台の袖に立っている。自民党、公明党、維新の会と団子になって、教育無償化を餌に、徴兵制も視野に憲法改正、国民主権は奪われる可能性が非常に高くなった。
今日の東京は、最高気温22度、最低気温9度、曇り時々晴れの予報です。
年の瀬の週末で皆様お忙しいと存じますが、昨夜のポリタス岸田政権の退陣を求める官邸前緊急行動ライブYouTube動画 をご視聴ください。
集会の視聴は、登壇者の弁が気が付かなかったことなど教えてくれます。用事をこなしながら聴くこともできますので是非ともご視聴ください。
ポリタス岸田政権の退陣を求める官邸前緊急行動ライブ←こちらをクリック
併せて、報道ヨミトキフライデイもお勧めします。
ポリタス報道ヨミトキフライデイ自民党裏金SP ←こちらをクリックジャーナリスト青木理さん、スローニュース代表瀬尾傑さん、ジャーナリスト津田大介さん
江東区長選挙の自民、都民ファ、公明推薦候補に選挙プランナーがいたことはデモクラシータイムスのジャーナリスト横田一さんの取材で知り得ました。
デモクラシータイムス横田一の現場直撃245 ←こちらをクリック
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