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2020年11月28日土曜日

朝生


 どうも先月、10月31日の朝生を見てから、私はぐっと沈んだのだ。今になって竹中平蔵氏がその時の一部の発言を切り取られてと、誤解されているようなことを言っている。
その問題発言とは以下のものだ。
「 正規雇用と言われる者ほとんど首を切れないんですよ。首を切れない社員なんて雇えないんですよ。普通。それで非正規というのをだんだんだんだん増やしていかざるを得なかった。」 
 けれど、番組を最後まで見て、今や非正規雇用が全体の約4割を占めるようになった日本において、氏の発言は終始それをリードした人物の発言であり、弱者切り捨て勝者の理屈だと感じた人は少なくなかったはずだ。
 もう一つ、番組で気になったのが、司会者である田原氏が竹中氏のことをパソナの会長であることには言及しないのだ。
あくまでも、評論家、大学教授、小泉改革の立役者と紹介する。
多くの肩書きを持つ竹中氏だが、今、最も広く知られているのはパソナの会長であることだろだう。
パソナの会長であることを、言いたがらないのは菅総理も同じだ。
竹中氏は菅総理のブレーンと言われているにも関わらずだ。
このことは、国会参院予算委員会で立憲森裕子議員の質問で明らかになった。
森議員が、竹中平蔵さんが、今どういう立場ですか?そして仕事は何と何と何をしていますかと質問すると、
菅首相は、「竹中さんが具体的にどのような仕事をしているかというのは私は承知して、、、大学教授とか、そう、そうしたものをやって、ひょう、評論家とか経済評論家、そういうことではないでしょうか。」と答えた。
何故にパソナ会長であると答えないのか。
菅首相に代わって答えた坂本国務大臣は、竹中氏が、国家戦略特別区域諮問会議議員であること、スーパーシティー有識者懇談会の委員であることを答えるに止まらなかった。
森議員が、質問もしていないにも関わらず、
坂本国務大臣は「この懇談会は制度のあり方、懇談会は特定の事業者の選定するなど利益処分を行うものでないから問題ない。」
と言い及んだ。
 人材派遣会社パソナを中核とするパソナグールプの会長であることで、利益相反が指摘されることを懸念しているのか。
返って、勘ぐってしまう。
しかし、何故に田原氏、朝生もなのか。

 

 
 

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