芸術に酔いしれた水曜の夜は、とても寒かった。
恩師とコリドー街から近い銀座ウエストに行きました。
定位置と決めた席の脇には、春めくバラの花が生けられて気持ちが一瞬にして甘くなりました。
生まれも育ちも東京という生粋の東京人である先生は、意外にも銀座ウエストの店舗利用は初めてだということでした。学生時代は、愛知県で過ごし、永年の教員生活は横浜で、スイーツより美酒という先生だからあり得る話。
私がこの度迷わず注文したのは、トーストハムサンド。
昨年9月のウエストで、エレガントな母上とお嬢様が白いお皿に小ぢんまりと載っている狐色のものを摘み、見つめ合って「これ美味しいわね」と言ったのを耳にしたのだった。その時、いつか食してみようと思っていた。
私は、白百合のようなウエストのスタッフに成り代わったように、ハムはリン酸塩不使用無添加のハム、ケーキも添加物なしの良質安全なものだからとても美味しいのです。コーヒー、紅茶はおかわりはいくらでもとつらつらと先生に説明した。
ちなみに先生が注文したのは卵野菜サンドイッチ。
正統派サンドイッチの美味しさは、言うまでもない。
私が食したトーストハムサンドもなるほど、とても美味しかった。その理由は、上質な柔らかなハム自体がとても良い加減に温かく焼いてあるからか、パンにバターが染み入っているせいか、また食して考えたいと思う美味しさでした。
サイドの客席には、淡いピンク色のラナンキュラス、幾重にも重なる薄い花びらを数えているうちには魔法にかけられたようにとろんとなります。
このラナンキュラスはレストルームにも。
この夜残念だったのは、ベートーベンと生花が撮影できなかったこと。春を告げる黄色い万作の花とバラが生けられていたようです。
お客様にご迷惑なのでちらっと見た限りですが。
ケーキのテイクアウトは早めに注文しないと売り切れますがこの夜は珍しくいくつかありました。
先生もクラシック音楽が流れる優雅な空間でのお食事がとても気に入ったようで、早速後日にご友人とケーキ、コーヒーを召し上がったそうです。
銀座ウエストブログ
2 件のコメント:
クラッシック音楽が聞こえてきそうな文章です。
恐縮です。
投稿いただき励みになります。
これからもどうぞよろしくお願いします。
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