マックにて

春の雨がしっとりと降る夜でした。

医師のストレートパンチが刺さってノックアウトされた私は

立ち直れないでいた。

通院ご褒美なんて気分もぶっ飛んでしまったのだ。

マック　ひとくちチュロス

ふた晩が過ぎてようやく身震いするように首を振って起き上がった。

そして、通院前に見つけていたスィーツメニューのひとくちチュロスを注文した。

今夜を見送り、次に欲した時にはシーズンメニューが消えていたというのはよくあること。

マック　ひとくちチュロス

 　グルテンは銀座ウエストだけと誓っているのもだから、

後ろめたさ１００パーセント。

それでも突き進んだひとくちチュロスは、とろけるチョコレートが甘さ控えめで、悪くない！

ここで絶賛できないのは、血管の壁をまた一ミリ厚くしたかという年齢によるもの。

学生時代だったら、ためらいもなく３箱は食べただろう。

大いに感心したのは価格設定だ。

２６０円。

物価高騰がほとほとこたえている庶民に、まあたまには許すかと言う値段だ。

Ｓサイズのコーヒーと合わせて３８０円。

４００円で２０円のお釣りが来る。

 憎いね、マックという感じ。

 

政治家よりマックの方が庶民の生活をリアルにつかんでいる。

ちなみに昨年のゴディバホットチョコレートＳサイズ ３５０円は今年の販売はなかった。材料費の高騰もあるだろうけれど、３５０円若しくはそれ以上のドリンク価格は消費者に受け入れられないと判断したのではなかろうか。

 

 

　店内には、月、火と欠席だったテーブルをとことん磨いてから着席する研磨君が復帰していた。

けれど、金曜日には必ずいるすみれさんの姿がなかった。

すみれさんは珍しく月曜に居たのだけれど。

お姉さんと呼ばれる歳を幾分か通過しておばさんという年齢にさし掛かって日差しの薄い山林にひっそりと自生するすみれのような小柄な人だ。

 

明日の東京の最高気温は１１度、最低気温は４度晴れ夕方から曇りの予報です。

 

今週もお疲れ様でした。

明日も明後日もお仕事の方も、お仕事のない人もチュロスでも食べてなんとか生きてまいりましょう。