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2013年9月7日土曜日

銀ブラ




 銀ブラとは銀座でブラジルコーヒーを飲むことがそもそもの意味らしい。3日に個展を拝見した後、大好きな銀座を1年半ぶりでぶらぶらとした。高級ブランド店が百貨店ではなく路面に陣取るようになった銀座。銀座も常に変わりゆくけれど、昔からの白いばら。白いばらの看板を見るとほっとする。カメラを構えていると、まことに如才ない副店長の大丸さんが手招きしてくれて、明朗会計と明記された名刺サイズの来年のカレンダーをくれた。老舗キャバレーの懐の深さかで、写真撮影も快諾してくれたのだ。
 お気に入りの銀座ウエストで、ベートーベンを拝み、初めてのサンドイッチを食した。ハムはリン酸塩不使用というのに引かれた。パン生地は、ライ麦パンもチョイスできたので、ライ麦の方で、紅茶、コーヒーはケーキや軽食とで、おかわりができるのがうれしい。(サンドイッチには通常レタスなども入るらしいけれど、レタス、キュウリはアレルギーのため抜いてもらいました。)
 銀座ウエストの楽しみの一つには、夜の蝶に出会えることもある。うっとりするような美しい女性と美味しいケーキを食すれば、この世は花よ。しかし、今回は、その楽しみはお預けとなった。 帰宅後、昼間の銀座にはあまり行ったことがない事に気がついた。なぜ?と思ったら、健康だった時は昼間は働いていたからだったと気がついて、勤労者が明日の仕事を思い出すように、銀座の酔いも解け、現実に返った。

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