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2021年2月22日月曜日

プータローにも月曜日2


 
まことに暖かな週末でした。
昼間はうららかであったことでしょう。
良人(りょうじん)が実家に帰りましたもので、
私は夕食作りから解放されて、夜にマックで一息いれることが出来ました。
土日には早じまいのマックにはなかなか行くことができないでいるのです。
見渡すと平日のビジネスパーソンで埋まった客席とは雰囲気が違って、学生風情の姿が圧倒していました。 
密を避けて、かけた椅子の向こうには、根雪色のセーターのいつもの爺の姿がありました。
「そちらが専門家でいらっしゃるわけだから、私の方で口は挟みません。」と携帯で話す爺だった。
ははん、またマンションの管理組合の仕事で業者と話しているのだなと私は思った。
しかし次に爺の口から出た言葉に、私は凍りついた。
それは雪が絶え間無く降り続く極寒の大地に1人置き去りにされたような不安と孤独が塊になって襲ってきた感じだった。
そして少しの間を置いて、狂おしいほどの嫉妬心が湧き上がって来た。

 
「私の六本木の職場の方に送ってください。」
六本木の職場?
驚いた。
爺には、職場があるのだ。
爺は隠居の身となって、マンションの管理組合の役員をやっているという私の想像は誤りだったのだ。
私には向かう職場はとおにない。
爺は毎日、仕事を終えてからマックに来ているのだ。
しかもおしゃれな六本木だ。
私はと言えば、まだうら若いのにプータローだ。
そして行かねければならない所と言えば病院だ。
 
そう、先週も辛い通院があった。
太陽光とコロナと花粉の三重苦で、身も心もくたくたになった。
爺は、言われてみれば、声も身のこなしも軽やかでピチピチしている。
私は改めて抱える奇病が憎くて仕方ない。
美濃焼

今日の東京の最高気温は15度、最低気温は6度、晴れ時々曇りの予報です。

2月の通院を終えた私の次の仕事は、確定申告の医療費還付請求の作業です。

お仕事に追われる方も、休業を余儀なくされておられる方も、健康を第一に、今週もどうぞ当ブログにお立ち寄りください。


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